定積分 $\int_{-1}^{1} x^2 (x^2 + 1)^2 dx$ の値を求める問題です。

解析学定積分偶関数積分
2025/7/7

1. 問題の内容

定積分 11x2(x2+1)2dx\int_{-1}^{1} x^2 (x^2 + 1)^2 dx の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、被積分関数を展開します。
x2(x2+1)2=x2(x4+2x2+1)=x6+2x4+x2x^2 (x^2 + 1)^2 = x^2 (x^4 + 2x^2 + 1) = x^6 + 2x^4 + x^2
したがって、定積分は
11(x6+2x4+x2)dx\int_{-1}^{1} (x^6 + 2x^4 + x^2) dx
となります。
被積分関数は偶関数であるため、
11(x6+2x4+x2)dx=201(x6+2x4+x2)dx\int_{-1}^{1} (x^6 + 2x^4 + x^2) dx = 2 \int_{0}^{1} (x^6 + 2x^4 + x^2) dx
となります。
次に、積分を実行します。
01(x6+2x4+x2)dx=[x77+2x55+x33]01=17+25+13=15+42+35105=92105\int_{0}^{1} (x^6 + 2x^4 + x^2) dx = \left[ \frac{x^7}{7} + \frac{2x^5}{5} + \frac{x^3}{3} \right]_0^1 = \frac{1}{7} + \frac{2}{5} + \frac{1}{3} = \frac{15 + 42 + 35}{105} = \frac{92}{105}
したがって、
201(x6+2x4+x2)dx=292105=1841052 \int_{0}^{1} (x^6 + 2x^4 + x^2) dx = 2 \cdot \frac{92}{105} = \frac{184}{105}

3. 最終的な答え

184105\frac{184}{105}

「解析学」の関連問題

以下の2つの関数を微分する問題です。 (1) $xe^x$ (2) $\sin(x^2+1)$

微分積の微分合成関数の微分指数関数三角関数
2025/7/7

2つの定積分の値を求める問題です。 (1) $\int_0^1 \frac{1}{\sqrt{x(1-x)}} dx$ (2) $\int_1^\infty \frac{1}{x\sqrt{x-1}}...

定積分置換積分積分計算
2025/7/7

(1) $(\frac{2}{5})^{\frac{2}{5}}$ と $(\frac{1}{3})^{\frac{1}{3}}$ の大小を比較する。 (2) $4^{\frac{5}{6}}$, $...

大小比較指数関数対数関数関数の増減
2025/7/7

(1) $n$ を2以上の自然数とするとき、関数 $\frac{\cos x}{\sin^n x}$ の導関数を求めよ。 (2) 不定積分 $\int \frac{dx}{\sin x}$ を求めよ。...

微分不定積分部分積分定積分三角関数
2025/7/7

以下の定積分を計算します。 $\int_{0}^{\infty} \frac{\cos(\tan^{-1} x)}{1 + x^2} dx$

定積分置換積分三角関数双曲線関数
2025/7/7

関数 $g(x) = 8\sin^2 x + 2\cos^2 x + 6\sqrt{3} \sin x \cos x$ について、$-\frac{\pi}{4} \le x \le \frac{\pi...

三角関数最大値最小値合成三角関数の合成
2025/7/7

関数 $f(x) = \frac{1}{1+x^2}$ 、区間 $x=0$ から $x=1$ 、y軸で囲まれた図形Aの面積の近似値を、以下の3つの方法で求める問題です。 (1) 区間を10等分し、各区...

積分数値積分リーマン和台形近似面積
2025/7/7

与えられた3つの広義積分の値を計算します。 (1) $\int_{0}^{\infty} xe^{-x} dx$ (4) $\int_{2}^{\infty} \frac{1}{x^2 - 1} dx...

積分広義積分部分積分部分分数分解
2025/7/7

関数 $f(x) = \frac{1}{1+x^2}$ と $x=0$, $x=1$, $x$軸で囲まれた図形Aの面積の近似値を、以下の3つの方法で求める。 (1) 区間 [0, 1] を10等分し、...

積分面積近似リーマン和台形公式
2025/7/7

次の広義積分を計算し、$\alpha$ の値によって結果が異なることを示す問題です。 $\int_{1}^{\infty} \frac{1}{x^{\alpha}} dx = \begin{cases...

広義積分積分極限場合分け
2025/7/7