$a + b + c = 0$ のとき、等式 $(a+b)(b+c)(c+a) = -abc$ を証明する。

代数学式の証明比例式等式の証明
2025/7/7
## 問題2の解答

1. 問題の内容

a+b+c=0a + b + c = 0 のとき、等式 (a+b)(b+c)(c+a)=abc(a+b)(b+c)(c+a) = -abc を証明する。

2. 解き方の手順

与えられた条件 a+b+c=0a+b+c=0 から、c=abc = -a - b である。
これを証明すべき等式の左辺に代入すると、
(a+b)(b+c)(c+a)=(a+b)(b+(ab))((ab)+a)(a+b)(b+c)(c+a) = (a+b)(b+(-a-b))((-a-b)+a)
=(a+b)(bab)(ab+a)=(a+b)(a)(b)=ab(a+b)= (a+b)(b-a-b)(-a-b+a) = (a+b)(-a)(-b) = ab(a+b)
また、a+b=ca+b = -c より、ab(a+b)=ab(c)=abcab(a+b) = ab(-c) = -abc
したがって、
(a+b)(b+c)(c+a)=abc(a+b)(b+c)(c+a) = -abc
右辺はabc-abcであるから、
(a+b)(b+c)(c+a)=abc(a+b)(b+c)(c+a) = -abc

3. 最終的な答え

与えられた条件から、c=abc = -a-b
左辺は(a+b)(b+(ab))((ab)+a)=(a+b)(a)(b)=ab(a+b)(a+b)(b+(-a-b))((-a-b)+a) = (a+b)(-a)(-b) = ab(a+b)
a+b=ca+b = -cなので、ab(a+b)=abcab(a+b) = -abc
右辺はabc-abc
よって、(左辺)=(右辺)であるから、
(a+b)(b+c)(c+a)=abc(a+b)(b+c)(c+a) = -abcが成り立つ。
## 問題3の解答

1. 問題の内容

a:b=c:da:b = c:d のとき、等式 aba+2b=cdc+2d\frac{a-b}{a+2b} = \frac{c-d}{c+2d} を証明する。

2. 解き方の手順

a:b=c:da:b = c:d より、ab=cd=k\frac{a}{b} = \frac{c}{d} = kkkは定数)とおける。
このとき、a=bka = bkc=dkc = dk と表せる。
これを証明すべき等式の左辺に代入すると、
aba+2b=bkbbk+2b=b(k1)b(k+2)=k1k+2\frac{a-b}{a+2b} = \frac{bk - b}{bk + 2b} = \frac{b(k-1)}{b(k+2)} = \frac{k-1}{k+2}
次に、右辺に代入すると、
cdc+2d=dkddk+2d=d(k1)d(k+2)=k1k+2\frac{c-d}{c+2d} = \frac{dk - d}{dk + 2d} = \frac{d(k-1)}{d(k+2)} = \frac{k-1}{k+2}
したがって、aba+2b=cdc+2d\frac{a-b}{a+2b} = \frac{c-d}{c+2d}

3. 最終的な答え

与えられた条件から、ab=cd=k\frac{a}{b} = \frac{c}{d} = k とおくと、a=bka = bkc=dkc = dk と表せる。
左辺はaba+2b=bkbbk+2b=k1k+2\frac{a-b}{a+2b} = \frac{bk - b}{bk + 2b} = \frac{k-1}{k+2}
右辺はcdc+2d=dkddk+2d=k1k+2\frac{c-d}{c+2d} = \frac{dk - d}{dk + 2d} = \frac{k-1}{k+2}
よって、(左辺)=(右辺)であるから、
aba+2b=cdc+2d\frac{a-b}{a+2b} = \frac{c-d}{c+2d}が成り立つ。

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