コインを1枚投げる試行を考え、標本空間を $U = \{H, T\}$ とします。確率変数 $X$ と $Y$ が以下のように定義されています。 $X: U \rightarrow \mathbb{R}$, $\begin{cases} H \mapsto 1 \\ T \mapsto 0 \end{cases}$ $Y: U \rightarrow \mathbb{R}$, $\begin{cases} H \mapsto 2 \\ T \mapsto -2 \end{cases}$ このとき、$Y = aX + b$ と表される場合の $a$ と $b$ の値を求めます。

確率論・統計学確率変数標本空間線形変換
2025/7/7

1. 問題の内容

コインを1枚投げる試行を考え、標本空間を U={H,T}U = \{H, T\} とします。確率変数 XXYY が以下のように定義されています。
X:URX: U \rightarrow \mathbb{R}, {H1T0\begin{cases} H \mapsto 1 \\ T \mapsto 0 \end{cases}
Y:URY: U \rightarrow \mathbb{R}, {H2T2\begin{cases} H \mapsto 2 \\ T \mapsto -2 \end{cases}
このとき、Y=aX+bY = aX + b と表される場合の aabb の値を求めます。

2. 解き方の手順

Y=aX+bY = aX + b の関係が成り立つように、aabb を決定します。
* HH の場合: X=1X = 1Y=2Y = 2 なので、2=a(1)+b2 = a(1) + b が成り立ちます。つまり、a+b=2a + b = 2 です。
* TT の場合: X=0X = 0Y=2Y = -2 なので、2=a(0)+b-2 = a(0) + b が成り立ちます。つまり、b=2b = -2 です。
b=2b = -2a+b=2a + b = 2 に代入すると、a2=2a - 2 = 2 となります。よって、a=4a = 4 です。

3. 最終的な答え

a=4a = 4
b=2b = -2

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