ある列車が一定の速度で、長さ1080mの鉄橋を渡るのに50秒かかり、長さ2400mのトンネルを通過するのに95秒かかった。列車の長さを $x$ m、秒速を $y$ m/秒として、以下の問いに答える。 (1) 鉄橋の場合とトンネルの場合について、列車の位置を図示する。(画像参照) (2) $x$ と $y$ に関する連立方程式を作る。 (3) 列車の速度を時速kmで求める。

代数学連立方程式文章問題速さ距離時間
2025/7/7

1. 問題の内容

ある列車が一定の速度で、長さ1080mの鉄橋を渡るのに50秒かかり、長さ2400mのトンネルを通過するのに95秒かかった。列車の長さを xx m、秒速を yy m/秒として、以下の問いに答える。
(1) 鉄橋の場合とトンネルの場合について、列車の位置を図示する。(画像参照)
(2) xxyy に関する連立方程式を作る。
(3) 列車の速度を時速kmで求める。

2. 解き方の手順

(1) 図示問題は画像を参照してください。列車の長さを含めて図示する必要があります。
(2) 連立方程式を作る。
鉄橋の場合、列車が渡り始める瞬間から渡り終わる瞬間までに進む距離は、鉄橋の長さと列車の長さを足したものである。つまり、x+1080x + 1080 m進むのに50秒かかる。
トンネルの場合、列車が完全に入ってから先頭が出るまでに進む距離は、トンネルの長さと列車の長さを足したものである。つまり、x+2400x + 2400 m進むのに95秒かかる。
したがって、以下の連立方程式が得られる。
x+1080=50yx + 1080 = 50y
x+2400=95yx + 2400 = 95y
(3) 連立方程式を解く。
上の式から下の式を引くと、
(x+2400)(x+1080)=95y50y(x + 2400) - (x + 1080) = 95y - 50y
1320=45y1320 = 45y
y=132045=883y = \frac{1320}{45} = \frac{88}{3} m/秒
これを最初の式に代入すると、
x+1080=50×883x + 1080 = 50 \times \frac{88}{3}
x=440031080=440032403=11603x = \frac{4400}{3} - 1080 = \frac{4400 - 3240}{3} = \frac{1160}{3} m
列車の速度は y=883y = \frac{88}{3} m/秒。これを時速kmに変換する。
883 m/秒=883×36001000 km/時=88×3630 km/時=88×1210 km/時=105610 km/時=105.6 km/時\frac{88}{3} \text{ m/秒} = \frac{88}{3} \times \frac{3600}{1000} \text{ km/時} = \frac{88 \times 36}{30} \text{ km/時} = \frac{88 \times 12}{10} \text{ km/時} = \frac{1056}{10} \text{ km/時} = 105.6 \text{ km/時}

3. 最終的な答え

(2)
x+1080=50yx + 1080 = 50y
x+2400=95yx + 2400 = 95y
(3)
時速105.6 km

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