関数 $y = xe^{-2x}$ を微分する。

解析学微分関数の微分積の微分法則合成関数の微分法則指数関数
2025/7/7

1. 問題の内容

関数 y=xe2xy = xe^{-2x} を微分する。

2. 解き方の手順

積の微分法則と合成関数の微分法則を用いる。
積の微分法則は、2つの関数 u(x)u(x)v(x)v(x) の積の微分が以下のようになるというもの。
ddx[u(x)v(x)]=u(x)v(x)+u(x)v(x)\frac{d}{dx}[u(x)v(x)] = u'(x)v(x) + u(x)v'(x)
この問題では、u(x)=xu(x) = xv(x)=e2xv(x) = e^{-2x} と考える。
まず、u(x)u(x) の微分を計算する。
ddx(x)=1\frac{d}{dx}(x) = 1
次に、v(x)v(x) の微分を計算する。合成関数の微分法則を用いる。w(x)=2xw(x) = -2x と置くと、v(x)=ew(x)v(x) = e^{w(x)}
dvdx=dvdwdwdx\frac{dv}{dx} = \frac{dv}{dw} \cdot \frac{dw}{dx}
dvdw=ew=e2x\frac{dv}{dw} = e^{w} = e^{-2x}
dwdx=2\frac{dw}{dx} = -2
したがって、
dvdx=2e2x\frac{dv}{dx} = -2e^{-2x}
積の微分法則を適用する。
dydx=(1)e2x+x(2e2x)\frac{dy}{dx} = (1)e^{-2x} + x(-2e^{-2x})
dydx=e2x2xe2x\frac{dy}{dx} = e^{-2x} - 2xe^{-2x}
dydx=e2x(12x)\frac{dy}{dx} = e^{-2x}(1 - 2x)

3. 最終的な答え

dydx=e2x(12x)\frac{dy}{dx} = e^{-2x}(1-2x)

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