2つの正の整数 $A$ と $B$ の最小公倍数が42であるとき、$A+B$ を最大にするような $A$ と $B$ の組み合わせにおける $A+B$ の値を求める問題です。ただし、$A$ と $B$ はどちらも42ではないという条件があります。

算数最小公倍数約数整数の性質
2025/7/8

1. 問題の内容

2つの正の整数 AABB の最小公倍数が42であるとき、A+BA+B を最大にするような AABB の組み合わせにおける A+BA+B の値を求める問題です。ただし、AABB はどちらも42ではないという条件があります。

2. 解き方の手順

まず、42を素因数分解します。
42=2×3×742 = 2 \times 3 \times 7
AABB の組み合わせを考えます。AABB の最小公倍数が42なので、AABB は42の約数である必要があります。42の約数は、1, 2, 3, 6, 7, 14, 21, 42 です。AABB がどちらも42ではないという条件があるので、42を除外します。
AABB の組み合わせを列挙し、A+BA+B を計算します。
* A=1A=1, B=42B=42 (不適)
* A=2A=2, B=21B=21, A+B=23A+B=23、最小公倍数は42
* A=3A=3, B=14B=14, A+B=17A+B=17、最小公倍数は42
* A=6A=6, B=7B=7, A+B=13A+B=13、最小公倍数は42
* A=6A=6, B=14B=14, A+B=20A+B=20、最小公倍数は42ではない
* A=14A=14, B=21B=21, A+B=35A+B=35、最小公倍数は42
* A=7A=7, B=6B=6, A+B=13A+B=13
* A=14A=14, B=3B=3, A+B=17A+B=17
* A=21A=21, B=2B=2, A+B=23A+B=23
* A=2A=2, B=42B=42 (不適)
* A=3A=3, B=42B=42 (不適)
* A=6A=6, B=42B=42 (不適)
* A=7A=7, B=42B=42 (不適)
* A=14A=14, B=42B=42 (不適)
* A=21A=21, B=42B=42 (不適)
他の組み合わせとしては、A=1,B=42A=1, B=42 または A=42,B=1A=42, B=1 は、AABB が42ではないという条件に反するので除外します。
A=1A=1の場合、最小公倍数が42になるためには、B=42B=42である必要があります。
A=42A=42の場合、最小公倍数が42になるためには、BBは何でも良いです。
AABB がどちらも42ではないという条件を満たす組み合わせは、(2,21)(2, 21), (3,14)(3, 14), (6,7)(6, 7), (7,6)(7, 6), (14,3)(14, 3), (21,2)(21, 2) です。
このうち、A+BA+B が最大になるのは、114242を除いたA=1A=1に近いもの。
A+BA+Bの最大値は、A=21,B=2A=21, B=2 または A=2,B=21A=2, B=21 のとき、A+B=21+2=23A+B = 21 + 2 = 23A=14,B=3A=14, B=3またはA=3,B=14A=3,B=14のときA+B=17A+B=17A=7,B=6A=7,B=6またはA=6,B=7A=6,B=7のときA+B=13A+B=13、また、42=2×3×742=2 \times 3 \times 7より、42=1×42=2×21=3×14=6×742 = 1 \times 42 = 2 \times 21 = 3 \times 14 = 6 \times 7
A=1,B=2x3x7=42(最小公倍数42),A=2,B=3x7=21(最小公倍数42),A=3,B=2x7=14(最小公倍数42),A=6,B=7(最小公倍数42),
このうちA+Bを最大にするのは1と42を除くA=2とB=21。
A=2+21=23(ただし、A,Bは42ではないこと)A=14+21=35
最大となるのは、A=14A=14, B=21B=21 の時、A+B=35A+B=35
A=42, B=3, A,Bの最小公倍数は42
A+B=35A+B=35の場合、 A=14A=14, B=21B=21で、最小公倍数は42になります。

3. 最終的な答え

35

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