赤、青、黒のボールペンがそれぞれ1本以上あり、合計で8本あります。 ア:赤は青より3本多い。 イ:黒は青の3倍の本数である。 このとき、赤のボールペンの本数を求めるために、ア、イのどちらの情報が必要か、または両方必要かを判断する問題です。

代数学方程式連立方程式整数解条件判断
2025/7/8

1. 問題の内容

赤、青、黒のボールペンがそれぞれ1本以上あり、合計で8本あります。
ア:赤は青より3本多い。
イ:黒は青の3倍の本数である。
このとき、赤のボールペンの本数を求めるために、ア、イのどちらの情報が必要か、または両方必要かを判断する問題です。

2. 解き方の手順

まず、赤、青、黒のボールペンの本数をそれぞれx,y,zx, y, zとします。
問題文より、
x+y+z=8x + y + z = 8 (1)
x1x \ge 1, y1y \ge 1, z1z \ge 1
アの情報がある場合:x=y+3x = y + 3 (2)
(1)に(2)を代入すると、y+3+y+z=8y + 3 + y + z = 8
2y+z=52y + z = 5 (3)
y1,z1y \ge 1, z \ge 1なので、(3)を満たす組み合わせは、
(y,z)=(1,3),(2,1)(y, z) = (1, 3), (2, 1)
(x,y,z)=(4,1,3),(5,2,1)(x, y, z) = (4, 1, 3), (5, 2, 1)
したがって、アの情報だけでは赤の本数は一意に定まらない。
イの情報がある場合:z=3yz = 3y (4)
(1)に(4)を代入すると、x+y+3y=8x + y + 3y = 8
x+4y=8x + 4y = 8 (5)
x1,y1x \ge 1, y \ge 1なので、(5)を満たす組み合わせは、
(x,y)=(4,1),(1,7/4)(x, y) = (4, 1), (1, 7/4)
yyは整数なので(x,y)=(4,1)(x, y) = (4, 1)のみ。
(x,y,z)=(4,1,3)(x, y, z) = (4, 1, 3)
したがって、イの情報だけでは赤の本数が一意に定まる。
アとイの両方の情報がある場合:
x=y+3x = y + 3 かつ z=3yz = 3y
x+y+z=8x + y + z = 8 に代入すると、
y+3+y+3y=8y + 3 + y + 3y = 8
5y=55y = 5
y=1y = 1
x=y+3=1+3=4x = y + 3 = 1 + 3 = 4
z=3y=31=3z = 3y = 3 * 1 = 3
(x,y,z)=(4,1,3)(x, y, z) = (4, 1, 3)
アの情報だけでは赤の本数は一意に定まらないが、イの情報だけでは赤の本数は4本と定まる。

3. 最終的な答え

B

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