(1)
6x2+xy−y2 を因数分解します。これは x についての二次式なので、たすき掛けを利用します。 6x2 の係数 6 を 2×3 と 1×6 に分解し、y2 の係数 -1 を 1×−1 と −1×1 に分解して、たすき掛けで xy の係数 1 になる組み合わせを探します。 2x と 3x の組み合わせ、y と −y の組み合わせを試すと、 (2x+y)(3x−y)=6x2−2xy+3xy−y2=6x2+xy−y2 となるので、これが正解です。
(2)
x2+2ax−8a−16 を因数分解します。まず x について整理すると、 x2+2ax−(8a+16) となります。ここで、定数項の 8a+16=8(a+2) であることに注意します。 x についての二次式として考えると、和が 2a、積が −8(a+2) となる2数を見つければよいです。 2a=(a+4)+(a−4) −8(a+2)=(a+4)(4−a−8)=(a+4)(−a−4) なので、和が2a, 積が-8a-16になるわけではない。
次に、x2+2ax−8a−16 を x2+2ax+a2−a2−8a−16 と変形すると、 (x+a)2−(a2+8a+16)=(x+a)2−(a+4)2 となります。これは差の二乗の形なので、
(x+a)2−(a+4)2=(x+a+(a+4))(x+a−(a+4))=(x+2a+4)(x−4) と因数分解できます。
(3)
x2−2xy+y2−x+y−2 を因数分解します。 x2−2xy+y2=(x−y)2 であることに注目すると、 (x−y)2−(x−y)−2 となります。ここで、X=x−y とおくと、 X2−X−2=(X−2)(X+1) となります。X=x−y を代入すると、 (x−y−2)(x−y+1) となります。