右の図において、$\angle CBG = \angle EBG$、$ \angle CDG = \angle FDG$ であるとき、$ \angle x$ の大きさを求める問題です。ただし、$\angle BAC = 60^\circ$、$ \angle BCD = 150^\circ$が与えられています。

幾何学角度四角形三角形内角外角二等分線
2025/3/10

1. 問題の内容

右の図において、CBG=EBG\angle CBG = \angle EBGCDG=FDG \angle CDG = \angle FDG であるとき、x \angle x の大きさを求める問題です。ただし、BAC=60\angle BAC = 60^\circBCD=150 \angle BCD = 150^\circが与えられています。

2. 解き方の手順

* まず、四角形ABCDの内角の和を考えます。四角形の内角の和は 360360^\circ なので、ABC+CDA=360(BAC+BCD)=360(60+150)=360210=150\angle ABC + \angle CDA = 360^\circ - (\angle BAC + \angle BCD) = 360^\circ - (60^\circ + 150^\circ) = 360^\circ - 210^\circ = 150^\circ となります。
* 次に、CBG=EBG \angle CBG = \angle EBG CDG=FDG \angle CDG = \angle FDG という条件から、BGBGDGDGはそれぞれABC\angle ABCCDA\angle CDAの二等分線であることがわかります。したがって、GBC=12ABC \angle GBC = \frac{1}{2} \angle ABC GDC=12CDA \angle GDC = \frac{1}{2} \angle CDA です。
* GBC+GDC=12ABC+12CDA=12(ABC+CDA)=12×150=75\angle GBC + \angle GDC = \frac{1}{2} \angle ABC + \frac{1}{2} \angle CDA = \frac{1}{2} (\angle ABC + \angle CDA) = \frac{1}{2} \times 150^\circ = 75^\circとなります。
* 三角形GCDにおいて、外角の性質より、CBG+x=BCD\angle CBG + \angle x = \angle BCD から x=DGCx = \angle DGC
* 同様に三角形GBCにおいて、外角の性質より、CDG+x=BAC\angle CDG + \angle x = \angle BAC から x=DGCx = \angle DGC
* 四角形BCDGの内角の和は360360^\circなので、BCD+DGC+CBG+CDG=360 \angle BCD + \angle DGC + \angle CBG + \angle CDG = 360^\circとなります。また、BGC=180(GBC+GCB)=180(GBC+GDC) \angle BGC = 180^\circ - (\angle GBC + \angle GCB) = 180^\circ - (\angle GBC + \angle GDC). よって、x=180(GBC+GDC)x = 180^\circ - (\angle GBC + \angle GDC)
* BGC=x\angle BGC = xと置くと、四角形CDGBの内角の和は360360^\circだから、GBC+GDC+x+BCD=360\angle GBC + \angle GDC + x + \angle BCD = 360^\circ
* GBC+GDC+BCD=75+150=225\angle GBC + \angle GDC + \angle BCD = 75^\circ + 150^\circ = 225^\circ
* DGC+GBC+GDC+BCD=360 \angle DGC + \angle GBC + \angle GDC + \angle BCD = 360^\circ, ここから、x=360225=135x = 360^\circ - 225^\circ = 135^\circ.

3. 最終的な答え

x=135x = 135^\circ

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