赤玉が4個、白玉が3個、青玉が1個ある。この中から4個を取り出して作る組み合わせと順列の総数を求めよ。

確率論・統計学組み合わせ順列場合の数確率
2025/7/8

1. 問題の内容

赤玉が4個、白玉が3個、青玉が1個ある。この中から4個を取り出して作る組み合わせと順列の総数を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、取り出す4個の玉の色の組み合わせを考えます。
(1) 赤、白、青の全てが含まれる場合
赤、白、青の個数をそれぞれ r,w,br, w, b とすると、r+w+b=4r+w+b=4 ただし、1r41 \le r \le 4, 1w31 \le w \le 3, b=1b=1.
可能な組み合わせは、(2,1,1),(1,2,1),(3,0,1),(0,3,1)です。しかし、白玉は3個しかないため、0w30 \le w \le 3, 赤玉は4個しかないので、0r40 \le r \le 4を満たす必要があります。よって考えられる組み合わせは、 (2,1,1), (1,2,1), (3,0,1)です。しかし白は最低1つは存在するので、(3,0,1)はありえません。
したがって、(2,1,1),(1,2,1)のみが考えられます。
(2) 2色の場合
これは、赤と白のみ、赤と青のみ、白と青のみの場合が考えられます。
*赤と白のみの場合:
r+w=4r+w=4 ただし、1r41 \le r \le 4, 1w31 \le w \le 3
したがって、(1,3),(2,2),(3,1),(4,0)が考えられます。
*赤と青のみの場合:
r+b=4r+b=4 ただし、1r41 \le r \le 4, b=1b=1なので、r=3r=3となります。r+b=4r+b=4なので、3+1=43+1=4となります。
したがって、(3,1)が考えられます。
*白と青のみの場合:
w+b=4w+b=4 ただし、1w31 \le w \le 3, b=1b=1なので、w=3w=3となります。したがって、w+b=4w+b=4なので、3+1=43+1=4となります。
したがって、(3,1)が考えられます。
(3) 1色の場合
4個全てが赤である必要があります。この場合、(4,0,0)となります。
次に、これらの組み合わせに対する順列の数を計算します。
(1) (2,1,1)の場合、赤2個、白1個、青1個の順列は 4!2!1!1!=242=12\frac{4!}{2!1!1!} = \frac{24}{2} = 12通り
(1) (1,2,1)の場合、赤1個、白2個、青1個の順列は 4!1!2!1!=242=12\frac{4!}{1!2!1!} = \frac{24}{2} = 12通り
(2) (1,3,0)の場合、赤1個、白3個の順列は 4!1!3!=246=4\frac{4!}{1!3!} = \frac{24}{6} = 4通り
(2) (2,2,0)の場合、赤2個、白2個の順列は 4!2!2!=244=6\frac{4!}{2!2!} = \frac{24}{4} = 6通り
(2) (3,1,0)の場合、赤3個、白1個の順列は 4!3!1!=246=4\frac{4!}{3!1!} = \frac{24}{6} = 4通り
(2) (3,0,1)の場合、赤3個、青1個の順列は 4!3!1!=246=4\frac{4!}{3!1!} = \frac{24}{6} = 4通り
(2) (0,3,1)の場合、白3個、青1個の順列は 4!3!1!=246=4\frac{4!}{3!1!} = \frac{24}{6} = 4通り
(3) (4,0,0)の場合、赤4個の順列は 4!4!=1\frac{4!}{4!} = 1通り
合計の順列の数は、12 + 12 + 4 + 6 + 4 + 4 + 4 + 1 = 47通り

3. 最終的な答え

組み合わせと順列の総数は47通り。

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