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1. 問題の内容
3つの確率に関する問題です。
1. ある年のセンター試験の成績が1000点満点で、平均600点、標準偏差100点の正規分布に従うとき、平均値を中心とする左右同じ幅の範囲で68.26%のデータをカバーする範囲を求めます。
2. ある年のセンター試験の成績が1000点満点で、平均500点、標準偏差90点の正規分布に従うとき、平均値を中心とする左右同じ幅の範囲で68.26%のデータをカバーする範囲を求めます。
3. 20歳の日本人男性の身長の平均値が170cm、標準偏差が5cmの正規分布に従うとき、95%の確率で身長が当てはまる範囲を求めます。
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2. 解き方の手順
**問題1**
正規分布において、平均値 から標準偏差 の範囲 () に全体の約68.26%のデータが含まれます。
したがって、求める範囲は となります。
計算式:
**問題2**
同様に、正規分布において、平均値 から標準偏差 の範囲 () に全体の約68.26%のデータが含まれます。
したがって、求める範囲は となります。
計算式:
**問題3**
正規分布において、平均値 から標準偏差 の2倍の範囲 () に全体の約95%のデータが含まれます。
正確には、95%となるのは ですが、ここでは概算としてを用います。
したがって、求める範囲は となります。
計算式:
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3. 最終的な答え
**問題1**
結論: 500点から700点の範囲
**問題2**
結論: 410点から590点の範囲
**問題3**
結論: 160センチから180センチの範囲