(1) 表が出る確率が $q$ であるコインを $n$ 回投げる。表が出れば500円貰え、裏が出れば200円を支払う。参加費が1000円のギャンブルに参加することが得になる ($q, n$) の条件を求める。 (2) 晴れる確率が1/2、雨が降る確率が1/2の状況で、晴れの日の市場需要は $X = 20 - p$ (pは価格)。雨の日の市場需要は不明。生産費用は0。

確率論・統計学確率二項分布期待値ギャンブル
2025/7/26

1. 問題の内容

(1) 表が出る確率が qq であるコインを nn 回投げる。表が出れば500円貰え、裏が出れば200円を支払う。参加費が1000円のギャンブルに参加することが得になる (q,nq, n) の条件を求める。
(2) 晴れる確率が1/2、雨が降る確率が1/2の状況で、晴れの日の市場需要は X=20pX = 20 - p (pは価格)。雨の日の市場需要は不明。生産費用は0。

2. 解き方の手順

(1) ギャンブルに参加することが得になる条件を求める。
まず、nn 回の試行で表が kk 回出る確率を考える。これは二項分布に従い、P(X=k)=(nk)qk(1q)nkP(X=k) = \binom{n}{k} q^k (1-q)^{n-k} で表される。
次に、表が kk 回出た時の利益を計算する。利益は 500k200(nk)1000500k - 200(n-k) - 1000 となる。
ギャンブルに参加することが得になるためには、期待される利益が0より大きくなければならない。つまり、
E[利益]=k=0n(500k200(nk)1000)(nk)qk(1q)nk>0E[利益] = \sum_{k=0}^{n} (500k - 200(n-k) - 1000) \binom{n}{k} q^k (1-q)^{n-k} > 0
これを整理する。
E[利益]=k=0n(700k200n1000)(nk)qk(1q)nk>0E[利益] = \sum_{k=0}^{n} (700k - 200n - 1000) \binom{n}{k} q^k (1-q)^{n-k} > 0
700k=0nk(nk)qk(1q)nk(200n+1000)k=0n(nk)qk(1q)nk>0700 \sum_{k=0}^{n} k \binom{n}{k} q^k (1-q)^{n-k} - (200n + 1000) \sum_{k=0}^{n} \binom{n}{k} q^k (1-q)^{n-k} > 0
ここで、k=0nk(nk)qk(1q)nk=nq\sum_{k=0}^{n} k \binom{n}{k} q^k (1-q)^{n-k} = nq であり、k=0n(nk)qk(1q)nk=1\sum_{k=0}^{n} \binom{n}{k} q^k (1-q)^{n-k} = 1 であるから、
700nq(200n+1000)>0700nq - (200n + 1000) > 0
700nq>200n+1000700nq > 200n + 1000
7nq>2n+107nq > 2n + 10
q>2n+107nq > \frac{2n + 10}{7n}
(2) 問題文が不完全なため、解けません。

3. 最終的な答え

(1) q>2n+107nq > \frac{2n + 10}{7n}
(2) 解けない

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