問題は画像に含まれる以下の2つのパートから構成されています。 * **パート1:** 2重根号の外し方の問題が2問あります。 (1) $\sqrt{4+2\sqrt{3}}$ (2) $\sqrt{4-\sqrt{15}}$ * **パート2:** 条件文の必要条件・十分条件の判別を行う問題が5問あります。それぞれの問題で、条件が「必要条件であるが十分条件でない」場合は①、「十分条件であるが必要条件でない」場合は②、「必要十分条件である」場合は③を解答します。

代数学根号必要十分条件数と式不等式2次方程式
2025/7/8
はい、承知いたしました。問題文を読み解き、順番に回答します。

1. 問題の内容

問題は画像に含まれる以下の2つのパートから構成されています。
* **パート1:** 2重根号の外し方の問題が2問あります。
(1) 4+23\sqrt{4+2\sqrt{3}}
(2) 415\sqrt{4-\sqrt{15}}
* **パート2:** 条件文の必要条件・十分条件の判別を行う問題が5問あります。それぞれの問題で、条件が「必要条件であるが十分条件でない」場合は①、「十分条件であるが必要条件でない」場合は②、「必要十分条件である」場合は③を解答します。

2. 解き方の手順

* **パート1:2重根号の外し方**
(1) 4+23\sqrt{4+2\sqrt{3}} の場合:
4+234+2\sqrt{3}(a+b)2=a+b+2ab(\sqrt{a} + \sqrt{b})^2 = a + b + 2\sqrt{ab} の形に分解することを考えます。
a+b=4a + b = 4 および ab=3ab = 3 となる aabb を見つけると、a=3a = 3b=1b = 1 が見つかります。
したがって、4+23=(3+1)2=(3+1)2=3+1\sqrt{4+2\sqrt{3}} = \sqrt{(\sqrt{3} + \sqrt{1})^2} = \sqrt{(\sqrt{3} + 1)^2} = \sqrt{3} + 1
(2) 415\sqrt{4-\sqrt{15}} の場合:
415=82152=82152\sqrt{4-\sqrt{15}} = \sqrt{\frac{8-2\sqrt{15}}{2}} = \frac{\sqrt{8-2\sqrt{15}}}{\sqrt{2}}
82158-2\sqrt{15}(ab)2=a+b2ab(\sqrt{a} - \sqrt{b})^2 = a + b - 2\sqrt{ab} の形に分解することを考えます。
a+b=8a + b = 8 および ab=15ab = 15 となる aabb を見つけると、a=5a = 5b=3b = 3 が見つかります。
したがって、8215=(53)2=53\sqrt{8-2\sqrt{15}} = \sqrt{(\sqrt{5} - \sqrt{3})^2} = \sqrt{5} - \sqrt{3}
よって、82152=532=1062\frac{\sqrt{8-2\sqrt{15}}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{5} - \sqrt{3}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{10} - \sqrt{6}}{2}
* **パート2:必要条件・十分条件の判別**
(1) x=2x=2は、x2x2=0x^2-x-2=0であるための **②** (十分条件であるが必要条件でない)
x=2x=2 ならば x2x2=422=0x^2 - x - 2 = 4 - 2 - 2 = 0 となるので十分条件です。
x2x2=(x2)(x+1)=0x^2 - x - 2 = (x-2)(x+1) = 0 より、x=2x=2 または x=1x=-1 なので、必要条件ではありません。
(2) x=y=2x=y=2は、2xy=2yx=22x-y=2y-x=2であるための **③** (必要十分条件である)
x=y=2x=y=2 ならば 2xy=42=22x-y = 4-2 = 2 かつ 2yx=42=22y-x = 4-2 = 2 となるので十分条件です。
2xy=2yx2x-y=2y-x より 3x=3y3x=3y, x=yx=yです。2xy=22x-y=2x=yx=yを代入するとx=2x=2です。x=y=2x=y=2になります。
(3) △ABCが二等辺三角形であることは、△ABCが正三角形であるための **①** (必要条件であるが十分条件でない)
△ABCが正三角形ならば二等辺三角形なので、必要条件です。
△ABCが二等辺三角形でも正三角形とは限らないので、十分条件ではありません。
(4) x<3|x|<3x<3x<3であるための **②** (十分条件であるが必要条件でない)
x<3|x|<3 ならば 3<x<3-3 < x < 3 なので、x<3x<3 は成り立ち、十分条件です。
x<3x<3 でも x<3|x|<3 は成り立たない (x=4x=-4 など) ので、必要条件ではありません。
(5) ab+1>a+bab+1>a+bであることは、a<1|a|<1かつb<1|b|<1であるための **①** (必要条件であるが十分条件でない)
ab+1>a+bab+1 > a+b より abab+1>0ab - a - b + 1 > 0 なので (a1)(b1)>0(a-1)(b-1) > 0 です。
したがって、a>1a > 1 かつ b>1b > 1 または a<1a < 1 かつ b<1b < 1 です。
a<1|a| < 1 かつ b<1|b| < 1 (すなわち 1<a<1-1 < a < 1 かつ 1<b<1-1 < b < 1) ならば a<1a < 1 かつ b<1b < 1 なので、十分条件です。
しかし、a=2a=2, b=3b=3 でも (a1)(b1)=2>0(a-1)(b-1) = 2 > 0 ですが、a<1|a|<1 かつ b<1|b|<1 は成り立たないので、必要条件ではありません。

3. 最終的な答え

* パート1:
(1) 3+1\sqrt{3} + 1
(2) 1062\frac{\sqrt{10} - \sqrt{6}}{2}
* パート2:
(1) ②
(2) ③
(3) ①
(4) ②
(5) ①

「代数学」の関連問題

複素数 $z = 1 + \sqrt{3}i$ と $w = i$ が与えられたとき、複素数 $zw$, $\frac{z}{w}$, $\frac{w}{z}$ を極形式で表す。

複素数極形式複素数の積複素数の商
2025/7/9

複素数 $z = 1 + \sqrt{3}i$ と $w = i$ が与えられています。この問題で何をするのか、具体的な指示がありません。問題文が不完全である可能性があります。ここでは、$z$ と $...

複素数極形式複素平面
2025/7/9

$x$, $y$ が次の4つの不等式を同時に満たすとき、$x+y$ の最大値と最小値を求めます。 $x \geq 0$, $y \geq 0$, $2x+y \leq 10$, $2x-3y \geq...

不等式線形計画法最大値最小値グラフ
2025/7/9

2つの $2 \times 2$ 行列 $A = \begin{bmatrix} a & b \\ c & d \end{bmatrix}$ と $B = \begin{bmatrix} e & f ...

行列行列式線形代数正則行列
2025/7/9

$n$ を正整数とし、多項式 $P(x)$ を $P(x) = (x+1)(x+2)^n$ と定める。 (1) $P(x)$ を $x-1$ で割った余りを求めよ。 (2) $(x+2)^n$ を $...

多項式剰余の定理微分因数分解
2025/7/9

複素数 $z = 1 + i$ と $w = \sqrt{3} + i$ が与えられたとき、$zw$, $\frac{z}{w}$, $\frac{w}{z}$ を極形式で表す。

複素数極形式複素数の積複素数の商
2025/7/9

$(\sqrt{5} - \sqrt{2})^2$ を計算する問題です。

平方根式の展開計算
2025/7/9

与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} 1 & 2 & 3 \\ 1 & 1 & -1 \\ 4 & 1 & 5 \end{pmatrix}$ に対して、行列式 $|A|$ を計算し...

行列行列式逆行列余因子行列線形代数
2025/7/9

与えられた方程式と不等式を解く。問題は(1)から(12)までの計12問ある。

二次方程式不等式因数分解解の公式連立方程式
2025/7/9

問題8(1): 複素数 $z = 1 + i$ と $w = \sqrt{3} + i$ に対して、$zw$, $\frac{z}{w}$, $\frac{w}{z}$ を極形式で表してください。 問...

複素数極形式ド・モアブルの公式
2025/7/9