2次関数の最大値、最小値を求める問題です。 (1) $y = (x - 3)^2 + 2$ (2) $y = -3(x + 2)^2 - 5$ (3) $y = x^2 + 2x + 5$ (4) $y = -2x^2 + 4x - 7$

代数学二次関数最大値最小値平方完成
2025/7/9

1. 問題の内容

2次関数の最大値、最小値を求める問題です。
(1) y=(x3)2+2y = (x - 3)^2 + 2
(2) y=3(x+2)25y = -3(x + 2)^2 - 5
(3) y=x2+2x+5y = x^2 + 2x + 5
(4) y=2x2+4x7y = -2x^2 + 4x - 7

2. 解き方の手順

(1) y=(x3)2+2y = (x - 3)^2 + 2 の場合:
この式は平方完成された形です。(x3)2(x-3)^2 は常に0以上なので、yは x=3x = 3 のとき最小値をとります。この時の yy の値は 22 です。
また、xx が大きくなるにつれて、yy は限りなく大きくなるので最大値はありません。
(2) y=3(x+2)25y = -3(x + 2)^2 - 5 の場合:
この式も平方完成された形です。(x+2)2(x + 2)^2 は常に0以上です。したがって、3(x+2)2-3(x+2)^2 は常に0以下です。よって、 yyx=2x = -2 のとき最大値をとります。この時の yy の値は 5-5 です。
また、xx が大きくなるにつれて、yy は限りなく小さくなるので最小値はありません。
(3) y=x2+2x+5y = x^2 + 2x + 5 の場合:
この式を平方完成します。
y=x2+2x+11+5y = x^2 + 2x + 1 - 1 + 5
y=(x+1)2+4y = (x + 1)^2 + 4
(x+1)2(x+1)^2 は常に0以上なので、yyx=1x = -1 のとき最小値をとります。この時の yy の値は 44 です。
また、xx が大きくなるにつれて、yy は限りなく大きくなるので最大値はありません。
(4) y=2x2+4x7y = -2x^2 + 4x - 7 の場合:
この式を平方完成します。
y=2(x22x)7y = -2(x^2 - 2x) - 7
y=2(x22x+11)7y = -2(x^2 - 2x + 1 - 1) - 7
y=2(x1)2+27y = -2(x - 1)^2 + 2 - 7
y=2(x1)25y = -2(x - 1)^2 - 5
(x1)2(x-1)^2 は常に0以上なので、2(x1)2-2(x-1)^2 は常に0以下です。したがって、 yyx=1x = 1 のとき最大値をとります。この時の yy の値は 5-5 です。
また、xx が大きくなるにつれて、yy は限りなく小さくなるので最小値はありません。

3. 最終的な答え

(1)
最大値:なし
最小値:2
(2)
最大値:-5
最小値:なし
(3)
最大値:なし
最小値:4
(4)
最大値:-5
最小値:なし

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