2次関数 $y = x^2 - 2x + 3$ について、次の定義域における最大値と最小値を求めます。 (1) $-1 \le x \le 2$ (2) $-3 \le x \le 0$

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/9

1. 問題の内容

2次関数 y=x22x+3y = x^2 - 2x + 3 について、次の定義域における最大値と最小値を求めます。
(1) 1x2-1 \le x \le 2
(2) 3x0-3 \le x \le 0

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x22x+3=(x22x+1)+31=(x1)2+2y = x^2 - 2x + 3 = (x^2 - 2x + 1) + 3 - 1 = (x - 1)^2 + 2
この式から、頂点の座標が (1,2)(1, 2) であり、下に凸のグラフであることがわかります。
(1) 1x2-1 \le x \le 2 の範囲について考えます。
頂点の xx 座標である x=1x=1 はこの範囲に含まれます。したがって、x=1x=1 で最小値をとります。最小値は y=(11)2+2=2y = (1 - 1)^2 + 2 = 2 です。
次に、最大値を求めます。定義域の端点である x=1x = -1x=2x = 2 における yy の値を比較します。
x=1x = -1 のとき、y=(11)2+2=(2)2+2=4+2=6y = (-1 - 1)^2 + 2 = (-2)^2 + 2 = 4 + 2 = 6
x=2x = 2 のとき、y=(21)2+2=(1)2+2=1+2=3y = (2 - 1)^2 + 2 = (1)^2 + 2 = 1 + 2 = 3
x=1x=-1のときのyyの値の方が大きいので、最大値は 66 です。
(2) 3x0-3 \le x \le 0 の範囲について考えます。
頂点の xx 座標である x=1x=1 はこの範囲に含まれません。したがって、頂点では最小値を取りません。
定義域の端点である x=3x = -3x=0x = 0 における yy の値を比較します。
x=3x = -3 のとき、y=(31)2+2=(4)2+2=16+2=18y = (-3 - 1)^2 + 2 = (-4)^2 + 2 = 16 + 2 = 18
x=0x = 0 のとき、y=(01)2+2=(1)2+2=1+2=3y = (0 - 1)^2 + 2 = (-1)^2 + 2 = 1 + 2 = 3
したがって、最大値は 1818 です。
最小値は x=0x = 0 のとき 33 です。

3. 最終的な答え

(1) 1x2-1 \le x \le 2 のとき
最大値: 6
最小値: 2
(2) 3x0-3 \le x \le 0 のとき
最大値: 18
最小値: 3

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