与えられた命題の真偽を判定し、偽である場合は反例を示す問題です。また、空欄に当てはまる言葉を答える問題です。具体的には以下の3つの命題の真偽を判定します。 (1) $n$ が3の倍数 $\Rightarrow$ $n$ が6の倍数 (2) $x^2 = 16$ $\Rightarrow$ $x = 4$ (3) $n$ は6の倍数 $\Rightarrow$ $n$ は偶数 そして、「$xy \leq 0$」は「$x \geq 0$ かつ $y \leq 0$」であるための、そして「$(x-1)(y-1)=0$」は「$x=1$ または $y=1$」であるための条件について答えます。

その他命題真偽判定必要条件十分条件反例
2025/7/9

1. 問題の内容

与えられた命題の真偽を判定し、偽である場合は反例を示す問題です。また、空欄に当てはまる言葉を答える問題です。具体的には以下の3つの命題の真偽を判定します。
(1) nn が3の倍数 \Rightarrow nn が6の倍数
(2) x2=16x^2 = 16 \Rightarrow x=4x = 4
(3) nn は6の倍数 \Rightarrow nn は偶数
そして、「xy0xy \leq 0」は「x0x \geq 0 かつ y0y \leq 0」であるための、そして「(x1)(y1)=0(x-1)(y-1)=0」は「x=1x=1 または y=1y=1」であるための条件について答えます。

2. 解き方の手順

(1) nn が3の倍数 \Rightarrow nn が6の倍数
この命題は偽です。n=3n=3 は3の倍数ですが、6の倍数ではありません。よって、反例は n=3n=3 です。
(2) x2=16x^2 = 16 \Rightarrow x=4x = 4
この命題は偽です。x=4x=-4 のとき、x2=16x^2 = 16 ですが、x=4x = 4 ではありません。よって、反例は x=4x=-4 です。
(3) nn は6の倍数 \Rightarrow nn は偶数
この命題は真です。nn が6の倍数であるとき、n=6kn = 6kkk は整数)と表せます。このとき、n=2(3k)n = 2(3k) となり、nn は2の倍数、つまり偶数です。
次に、空欄を埋めます。
xy0xy \leq 0」は「x0x \geq 0 かつ y0y \leq 0」であるための条件を考えます。「xy0xy \leq 0」は、x0x \geq 0 かつ y0y \leq 0 または x0x \leq 0 かつ y0y \geq 0 を意味します。したがって、「xy0xy \leq 0」は「x0x \geq 0 かつ y0y \leq 0」であるための必要条件です。
(x1)(y1)=0(x-1)(y-1)=0」は「x=1x=1 または y=1y=1」であるための条件を考えます。「(x1)(y1)=0(x-1)(y-1)=0」は、x1=0x-1=0 または y1=0y-1=0 を意味するので、x=1x=1 または y=1y=1 です。したがって、「(x1)(y1)=0(x-1)(y-1)=0」は「x=1x=1 または y=1y=1」であるための必要十分条件です。

3. 最終的な答え

(1) 偽, 反例: n=3n=3
(2) 偽, 反例: x=4x=-4
(3) 真, 反例: なし
xy0xy \leq 0」は「x0x \geq 0 かつ y0y \leq 0」であるための 必要条件である。
(x1)(y1)=0(x-1)(y-1)=0」は「x=1x=1 または y=1y=1」であるための 必要十分条件である。

「その他」の関連問題

$M = \sqrt[3]{9}$ とするとき、以下の問いに答えます。 (1) $\log_{10}M$ の値を、小数第5位を四捨五入して小数第4位まで求めます。 (2) $M$ の近似値を小数第2位...

対数指数常用対数近似値数値計算
2025/7/19

常用対数表を使わずに、$\log_{10}2$の値について考察する問題です。 (1) $2^{10} > 10^3$を利用して、$\frac{3}{10} < \log_{10}2$を証明します。 (...

対数不等式常用対数対数の性質数値評価
2025/7/19

問題は、与えられた命題について、その対偶を述べ、元の命題と対偶の真偽を調べることです。 (1) $n$ は3の倍数 $\Rightarrow$ $n$ は9の倍数 (2) $mn$ は奇数 $\Rig...

命題対偶真偽倍数整数
2025/7/19

問題は、与えられた条件の否定を求める問題です。 (1) $a = 1$ かつ $b = -1$ (2) $m, n$ の少なくとも一方は偶数である。

論理否定命題
2025/7/19

与えられた3つの命題の真偽を判定する問題です。 (1) 自然数13は素数である。 (2) $3^2 < 9$ (3) 正方形は台形である。

命題真偽判定素数不等式幾何
2025/7/19

集合 $A$ と集合 $B$ が与えられています。 $A = \{3, 5, 6, 8\}$ $B = \{2, 6, 7, 9\}$ これらの集合に関して、問題が与えられていないため、共通部分 $A...

集合共通部分
2025/7/19

A, B, C, D, E は 1 から 5 までの異なる整数であり、以下の関係を満たす。 \begin{align*} A &> B \times 2 \\ D &= C \tim...

論理パズル数当てパズル順序問題
2025/7/18

$x$ が実数のとき、命題「$-1 < x < 1$ ならば $-1 \le x < 1$ である」が真であるか偽であるかを判定する。偽の場合は反例を挙げる。

命題真偽判定不等式
2025/7/18

加法定理を用いて、以下の値を求める問題です。 (1) $\sin 15^\circ$ (2) $\tan 75^\circ$ (3) $\cos \frac{\pi}{12}$

三角関数加法定理三角比
2025/7/18

実数 $a, b$ が与えられたとき、命題 $r(x): x > a \land x > b$ の否定 $\neg r(x)$ を求める問題です。選択肢の中から正しいものを選びます。

論理命題否定論理記号
2025/7/18