白球5個と赤球4個が入った袋から、同時に3個の球を取り出す。以下の確率を求めよ。 (1) 3個とも白球である確率 (2) 白球2個、赤球1個である確率

確率論・統計学確率組み合わせ事象余事象
2025/7/9
以下に、問題92、問題98、問題100、問題103、問題107を解きます。
**問題92**

1. 問題の内容

白球5個と赤球4個が入った袋から、同時に3個の球を取り出す。以下の確率を求めよ。
(1) 3個とも白球である確率
(2) 白球2個、赤球1個である確率

2. 解き方の手順

(1) 全ての取り出し方は、9個から3個を選ぶ組み合わせなので、9C3_9C_3通り。
3個とも白球であるのは、5個の白球から3個を選ぶ組み合わせなので、5C3_5C_3通り。
したがって、確率は 5C39C3\frac{_5C_3}{_9C_3}
(2) 白球2個、赤球1個であるのは、5個の白球から2個を選び、4個の赤球から1個を選ぶ組み合わせなので、5C2×4C1_5C_2 \times _4C_1通り。
したがって、確率は 5C2×4C19C3\frac{_5C_2 \times _4C_1}{_9C_3}

3. 最終的な答え

(1) 5C39C3=1084=542\frac{_5C_3}{_9C_3} = \frac{10}{84} = \frac{5}{42}
(2) 5C2×4C19C3=10×484=4084=1021\frac{_5C_2 \times _4C_1}{_9C_3} = \frac{10 \times 4}{84} = \frac{40}{84} = \frac{10}{21}
**問題98**

1. 問題の内容

赤球6個と白球4個が入った袋から、同時に3個の球を取り出す。取り出した球が全て同じ色である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

全ての取り出し方は、10個から3個を選ぶ組み合わせなので、10C3_{10}C_3通り。
3個とも赤球であるのは、6個の赤球から3個を選ぶ組み合わせなので、6C3_6C_3通り。
3個とも白球であるのは、4個の白球から3個を選ぶ組み合わせなので、4C3_4C_3通り。
したがって、確率は 6C3+4C310C3\frac{_6C_3 + _4C_3}{_{10}C_3}

3. 最終的な答え

6C3+4C310C3=20+4120=24120=15\frac{_6C_3 + _4C_3}{_{10}C_3} = \frac{20 + 4}{120} = \frac{24}{120} = \frac{1}{5}
**問題100**

1. 問題の内容

1から15までの数が書かれた15枚のカードから、同時に2枚引く。
(1) 数の和が偶数になる確率
(2) 数の積が偶数になる確率

2. 解き方の手順

(1) 全ての取り出し方は、15枚から2枚を選ぶ組み合わせなので、15C2_{15}C_2通り。
和が偶数になるのは、2枚とも偶数か、2枚とも奇数の場合。
偶数は7枚あるので、2枚とも偶数となるのは、7C2_7C_2通り。
奇数は8枚あるので、2枚とも奇数となるのは、8C2_8C_2通り。
したがって、確率は 7C2+8C215C2\frac{_7C_2 + _8C_2}{_{15}C_2}
(2) 積が偶数になるのは、少なくとも1枚が偶数の場合。これは余事象を考えると、2枚とも奇数になる場合以外なので、18C215C21 - \frac{_8C_2}{_{15}C_2}.

3. 最終的な答え

(1) 7C2+8C215C2=21+28105=49105=715\frac{_7C_2 + _8C_2}{_{15}C_2} = \frac{21 + 28}{105} = \frac{49}{105} = \frac{7}{15}
(2) 18C215C2=128105=1415=11151 - \frac{_8C_2}{_{15}C_2} = 1 - \frac{28}{105} = 1 - \frac{4}{15} = \frac{11}{15}
**問題103**

1. 問題の内容

1から50までの数が書かれた50枚のカードから、1枚引く。カードの数が2の倍数または5の倍数である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

2の倍数は、50 ÷ 2 = 25枚。
5の倍数は、50 ÷ 5 = 10枚。
2と5の公倍数(10の倍数)は、50 ÷ 10 = 5枚。
2の倍数または5の倍数は、25 + 10 - 5 = 30枚。
したがって、確率は 3050\frac{30}{50}

3. 最終的な答え

3050=35\frac{30}{50} = \frac{3}{5}
**問題107**

1. 問題の内容

1から20までの数が書かれた20枚のカードから、1枚引く。カードの数が4で割り切れない確率を求めよ。

2. 解き方の手順

4で割り切れる数は、20 ÷ 4 = 5枚。
4で割り切れない数は、20 - 5 = 15枚。
したがって、確率は 1520\frac{15}{20}

3. 最終的な答え

1520=34\frac{15}{20} = \frac{3}{4}

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