複数の確率の問題が出題されています。 問題89: 2個のサイコロを同時に投げたときの、(1) 目の和が9になる確率、(2) 目の積が4になる確率。 問題90: A, B, Cの3人がじゃんけんを1回するとき、(1) Aだけが勝つ確率、(2) あいこになる確率。 問題91: 4本の当たりくじを含む15本のくじから、同時に2本引いたとき、2本とも当たりくじである確率。 問題92: 白球5個、赤球4個が入った袋から、同時に3個取り出したとき、(1) 3個とも白球である確率、(2) 2個が白球、1個が赤球である確率。 問題93: 男子4人、女子2人の6人が1列に並ぶとき、(1) 女子2人が隣り合う確率、(2) 両端に女子2人が並ぶ確率。 問題94: 1から9の数字から異なる3つを選び3桁の整数を作るとき、3桁の奇数になる確率。 問題98: 赤球6個、白球4個が入った袋から3個取り出したとき、3個が同じ色である確率。 問題99: 2個のサイコロを同時に投げるとき、目の和が4の倍数になる確率。 問題100: 1から15の数字が書かれたカードから2枚引くとき、(1) 和が偶数になる確率、(2) 積が偶数になる確率。 問題103: 1から50の数字が書かれたカードから1枚引くとき、2の倍数または5の倍数である確率。 問題107: 1から20の数字が書かれたカードから1枚引くとき、4で割り切れない確率。

確率論・統計学確率サイコロ組み合わせ順列場合の数事象
2025/7/9

1. 問題の内容

複数の確率の問題が出題されています。
問題89: 2個のサイコロを同時に投げたときの、(1) 目の和が9になる確率、(2) 目の積が4になる確率。
問題90: A, B, Cの3人がじゃんけんを1回するとき、(1) Aだけが勝つ確率、(2) あいこになる確率。
問題91: 4本の当たりくじを含む15本のくじから、同時に2本引いたとき、2本とも当たりくじである確率。
問題92: 白球5個、赤球4個が入った袋から、同時に3個取り出したとき、(1) 3個とも白球である確率、(2) 2個が白球、1個が赤球である確率。
問題93: 男子4人、女子2人の6人が1列に並ぶとき、(1) 女子2人が隣り合う確率、(2) 両端に女子2人が並ぶ確率。
問題94: 1から9の数字から異なる3つを選び3桁の整数を作るとき、3桁の奇数になる確率。
問題98: 赤球6個、白球4個が入った袋から3個取り出したとき、3個が同じ色である確率。
問題99: 2個のサイコロを同時に投げるとき、目の和が4の倍数になる確率。
問題100: 1から15の数字が書かれたカードから2枚引くとき、(1) 和が偶数になる確率、(2) 積が偶数になる確率。
問題103: 1から50の数字が書かれたカードから1枚引くとき、2の倍数または5の倍数である確率。
問題107: 1から20の数字が書かれたカードから1枚引くとき、4で割り切れない確率。

2. 解き方の手順

問題89
(1) 目の和が9になるのは(3,6), (4,5), (5,4), (6,3)の4通り。 全事象は6×6=366 \times 6 = 36通り。 確率は436=19\frac{4}{36} = \frac{1}{9}
(2) 目の積が4になるのは(1,4), (2,2), (4,1)の3通り。 全事象は6×6=366 \times 6 = 36通り。 確率は336=112\frac{3}{36} = \frac{1}{12}
問題90
(1) Aだけが勝つには、AがグーでB,Cがチョキ、AがチョキでB,Cがパー、AがパーでB,Cがグーの3通り。 全事象は3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27通り。 確率は327=19\frac{3}{27} = \frac{1}{9}
(2) あいこになるのは、全員が同じ手を出す場合と、全員が異なる手を出す場合の2パターン。 全員同じ手は3通り。 全員異なる手は3!=63! = 6通り。 よって3+6=93 + 6 = 9通り。確率は927=13\frac{9}{27} = \frac{1}{3}
問題91
2本とも当たりくじを引く確率は、4C215C2=6105=235\frac{{}_4C_2}{{}_{15}C_2} = \frac{6}{105} = \frac{2}{35}
問題92
(1) 3個とも白球である確率は5C39C3=1084=542\frac{{}_5C_3}{{}_9C_3} = \frac{10}{84} = \frac{5}{42}
(2) 2個が白球、1個が赤球である確率は5C2×4C19C3=10×484=4084=1021\frac{{}_5C_2 \times {}_4C_1}{{}_9C_3} = \frac{10 \times 4}{84} = \frac{40}{84} = \frac{10}{21}
問題93
(1) 女子2人が隣り合う確率。女子2人を1つの塊として考えると、5!通り。女子2人の並び方は2!通り。全体は6!通り。5!×2!6!=26=13\frac{5! \times 2!}{6!} = \frac{2}{6} = \frac{1}{3}
(2) 両端に女子2人が並ぶ確率。両端の並び方は2!通り。残りの4人の並び方は4!通り。全体は6!通り。2!×4!6!=230=115\frac{2! \times 4!}{6!} = \frac{2}{30} = \frac{1}{15}
問題94
(1) 3桁の奇数になる確率。一の位が奇数になるのは5通り。百の位は一の位で使った数字以外から選ぶので8通り。十の位は百の位と一の位で使った数字以外から選ぶので7通り。全体は9×8×7=5049 \times 8 \times 7 = 504通り。 奇数の場合は8×7×5=2808 \times 7 \times 5 = 280通り。確率は280504=59\frac{280}{504} = \frac{5}{9}
問題98
3個とも同じ色の確率は、3個とも赤球である確率と3個とも白球である確率を足したもの。
6C310C3+4C310C3=20120+4120=24120=15\frac{{}_6C_3}{{}_{10}C_3} + \frac{{}_4C_3}{{}_{10}C_3} = \frac{20}{120} + \frac{4}{120} = \frac{24}{120} = \frac{1}{5}
問題99
目の和が4の倍数になるのは4, 8, 12。 (1,3), (2,2), (3,1)で和が4。 (2,6), (3,5), (4,4), (5,3), (6,2)で和が8。 (6,6)で和が12。 よって3+5+1=93 + 5 + 1 = 9通り。確率は936=14\frac{9}{36} = \frac{1}{4}
問題100
(1) 和が偶数になるのは、偶数+偶数か奇数+奇数。 偶数は7個、奇数は8個。
7C2+8C215C2=21+28105=49105=715\frac{{}_7C_2 + {}_8C_2}{{}_{15}C_2} = \frac{21 + 28}{105} = \frac{49}{105} = \frac{7}{15}
(2) 積が偶数になるのは、少なくとも1つが偶数。 全体から奇数+奇数を引く。 18C215C2=128105=77105=11151 - \frac{{}_8C_2}{{}_{15}C_2} = 1 - \frac{28}{105} = \frac{77}{105} = \frac{11}{15}
問題103
2の倍数は25個。5の倍数は10個。 2の倍数かつ5の倍数(10の倍数)は5個。 よって、25+105=3025 + 10 - 5 = 30個。確率は3050=35\frac{30}{50} = \frac{3}{5}
問題107
4で割り切れる数は5個。 4, 8, 12, 16, 20 よって割り切れない数は205=1520 - 5 = 15個。確率は1520=34\frac{15}{20} = \frac{3}{4}

3. 最終的な答え

問題89: (1) 19\frac{1}{9}, (2) 112\frac{1}{12}
問題90: (1) 19\frac{1}{9}, (2) 13\frac{1}{3}
問題91: 235\frac{2}{35}
問題92: (1) 542\frac{5}{42}, (2) 1021\frac{10}{21}
問題93: (1) 13\frac{1}{3}, (2) 115\frac{1}{15}
問題94: 59\frac{5}{9}
問題98: 15\frac{1}{5}
問題99: 14\frac{1}{4}
問題100: (1) 715\frac{7}{15}, (2) 1115\frac{11}{15}
問題103: 35\frac{3}{5}
問題107: 34\frac{3}{4}

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