まず、a,b,c,dの取りうる組み合わせを考える。 箱Eからは4個の球から2個を取り出すので、 4×3=12通りの取り出し方がある。 箱Fからは3個の球から2個を取り出すので、3×2=6通りの取り出し方がある。 したがって、a,b,c,dの組み合わせは、12×6=72通りある。 X=1となるのは、S≤10のときである。 S=a+b+c+d≤10となる(a,b,c,d)の組み合わせを考える。 a+b,c+dの組み合わせを考えて、 a+b=3の時、c+d=1+3=4,1+5=6なので c+d≤7となる。組み合わせは(1,2),(2,1)と(1,3),(3,1),(1,5),(5,1)で、S≤10。 a+b=4の時、c+d=1+3=4,1+5=6なので c+d≤6となる。組み合わせは(1,3),(3,1),(1,5),(5,1)で、S≤10。 a+b=5の時、c+d=1+3=4,1+5=6なので c+d≤5となる。組み合わせは(1,3),(3,1)で、S≤10。 a+b=6の時、c+d=1+3=4,1+5=6なので c+d≤4となる。組み合わせは(1,3),(3,1)で、S≤10。 a+b=7の時、c+d=1+3=4,1+5=6なので c+d≤3となる。組み合わせはない。 a+b=3:(1,2),(2,1)の2通り a+b=4:(1,3),(3,1)の2通り a+b=5:(1,4),(4,1),(2,3),(3,2)の4通り a+b=6:(2,4),(4,2),(3,3)の3通り a+b=7:(3,4),(4,3)の2通り a+b=1+2=3,c+d=1+3=4,1+5=6. 組み合わせは (1,2)(1,3)=1,(1,2)(3,1)=1,(1,2)(1,5)=0,(1,2)(5,1)=0,(2,1)(1,3)=1,(2,1)(3,1)=1,(2,1)(1,5)=0,(2,1)(5,1)=0. a+b+c+d≤10となる組み合わせの数は、(a,b)が2通りのとき(c,d)は(1,3),(3,1),(1,5),(5,1)の4通りなので8通り。 (a,b)が2通りのとき(c,d)は(1,3),(3,1),(1,5),(5,1)の4通りなので8通り。 (a,b)が4通りのとき(c,d)は(1,3),(3,1)の2通りなので8通り。 (a,b)が3通りのとき(c,d)は(1,3),(3,1)の2通りなので6通り。 8+8+8+6=30通り したがって、X=1となる確率は7230=125 X=3となるのは、S=11かつb=cのときである。 S=11となるのは、(a+b,c+d)が(5,6),(6,5),(7,4),(8,3) a+b=5となる(a,b)は(1,4),(4,1),(2,3),(3,2). c+d=6となる(c,d)は(1,5),(5,1). a+b=6となる(a,b)は(2,4),(4,2),(3,3). c+d=5となる(c,d)は(1,3),(3,1). a+b=7となる(a,b)は(3,4),(4,3). c+d=4となる(c,d)は(1,3),(3,1). a+b=8となる(a,b)は(4,4)はない. S=11となる(a,b,c,d)は、 (1,4,1,5), (1,4,5,1), (4,1,1,5), (4,1,5,1), (2,3,1,5), (2,3,5,1), (3,2,1,5), (3,2,5,1),
(2,4,1,3), (2,4,3,1), (4,2,1,3), (4,2,3,1), (3,3,1,3), (3,3,3,1),
(3,4,1,3), (3,4,3,1), (4,3,1,3), (4,3,3,1).
b=cとなるのは、
b=1, c=1はない
b=4, c=1はない
b=3, c=1はない
b=2, c=1はない
b=4, c=3はない
b=2, c=3はない
b=3, c=3の場合のみ(3,3,3,1)
(3,3)(3,1)=1なので1/72
(a,b)=(3,3)なのでa+b=6. c+d=5なので(1,3),(3,1).b=3,c=1. (a,b,c,d)=(3,3,3,1), S=10, X=1 X=3となるのは(3,3,3,1)だけなので1/72 S=12以上となるのは、
(4,3)(5,1), (4,3)(1,5)
(4,4)はない
(3,4)(5,1), (3,4)(1,5)
X=1となる確率は125=7230 X=3となる確率は720=0 Xの期待値は、1×7230+2×72?+3×720+0×72?=7230+2∗(72−30)