与えられた4つの問題について、それぞれ解答を求めます。 (1) 4つの2次不等式を解きます。 (2) 2次方程式の実数解を持たないような定数 $a$ の範囲を求めます。 (3) 全ての実数 $x$ について、2次不等式が成り立つような定数 $a$ の範囲を求めます。 (4) 連立不等式を解きます。

代数学二次不等式二次方程式判別式連立不等式
2025/7/9

1. 問題の内容

与えられた4つの問題について、それぞれ解答を求めます。
(1) 4つの2次不等式を解きます。
(2) 2次方程式の実数解を持たないような定数 aa の範囲を求めます。
(3) 全ての実数 xx について、2次不等式が成り立つような定数 aa の範囲を求めます。
(4) 連立不等式を解きます。

2. 解き方の手順

(1) 2次不等式を解く

1. $12x^2 - 5x - 3 > 0$

因数分解すると、(3x+1)(4x3)>0(3x+1)(4x-3)>0
したがって、x<13,34<xx < -\frac{1}{3}, \frac{3}{4} < x

2. $-x^2 + 4x - 2 \geq 0$

両辺に-1を掛けて、x24x+20x^2 - 4x + 2 \leq 0
解の公式より、x=4±1682=4±82=2±2x = \frac{4 \pm \sqrt{16-8}}{2} = \frac{4 \pm \sqrt{8}}{2} = 2 \pm \sqrt{2}
したがって、22x2+22-\sqrt{2} \leq x \leq 2+\sqrt{2}

3. $x^2 - 8x + 16 > 0$

(x4)2>0(x-4)^2 > 0
x4x \neq 4 なので、すべての実数 xx, ただし x4x \neq 4

4. $-3x^2 + 12x - 13 \geq 0$

両辺に-1を掛けて、3x212x+1303x^2 - 12x + 13 \leq 0
解の公式より、x=12±1441566=12±126x = \frac{12 \pm \sqrt{144-156}}{6} = \frac{12 \pm \sqrt{-12}}{6}
判別式が負なので、実数解は存在しない。したがって解なし。
(2) 2次方程式が実数解を持たない条件
2次方程式 x2+(a3)xa+6=0x^2 + (a-3)x - a + 6 = 0 が実数解を持たない条件は、判別式 DD が負であることです。
D=(a3)24(1)(a+6)=a26a+9+4a24=a22a15<0D = (a-3)^2 - 4(1)(-a+6) = a^2 - 6a + 9 + 4a - 24 = a^2 - 2a - 15 < 0
(a5)(a+3)<0(a-5)(a+3) < 0
3<a<5-3 < a < 5
(3) 全ての実数 xxx2ax+2a>0x^2 - ax + 2a > 0 が成り立つ条件
2次関数 y=x2ax+2ay = x^2 - ax + 2a が常に正であるためには、判別式 DD が負でなければなりません。
D=(a)24(1)(2a)=a28a<0D = (-a)^2 - 4(1)(2a) = a^2 - 8a < 0
a(a8)<0a(a-8) < 0
0<a<80 < a < 8
(4) 連立不等式を解く

1. $x^2 - 4x + 1 \geq 0$

解の公式より、x=4±1642=4±122=2±3x = \frac{4 \pm \sqrt{16-4}}{2} = \frac{4 \pm \sqrt{12}}{2} = 2 \pm \sqrt{3}
x23,2+3xx \leq 2 - \sqrt{3}, 2 + \sqrt{3} \leq x

2. $-x^2 - x + 12 > 0$

両辺に-1を掛けて、x2+x12<0x^2 + x - 12 < 0
(x+4)(x3)<0(x+4)(x-3) < 0
4<x<3-4 < x < 3
連立不等式を満たす範囲は、4<x23,2+3x<3-4 < x \leq 2 - \sqrt{3}, 2 + \sqrt{3} \leq x < 3

3. 最終的な答え

(1)

1. $x < -\frac{1}{3}, \frac{3}{4} < x$

2. $2-\sqrt{2} \leq x \leq 2+\sqrt{2}$

3. すべての実数 $x$, ただし $x \neq 4$

4. 解なし

(2) 3<a<5-3 < a < 5
(3) 0<a<80 < a < 8
(4) 4<x23,2+3x<3-4 < x \leq 2 - \sqrt{3}, 2 + \sqrt{3} \leq x < 3

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