与えられた式 $\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)}$ を簡単にする問題です。

代数学根号式の計算二重根号
2025/7/9

1. 問題の内容

与えられた式 5(101)\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)} を簡単にする問題です。

2. 解き方の手順

まず、根号の中身を展開します。
5(101)=5105\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)} = \sqrt{5\sqrt{10} - 5}
次に、二重根号を外すことを考えます。二重根号を外すためには、根号の中身が (ab)2(\sqrt{a} - \sqrt{b})^2 の形になるように変形する必要があります。
5105=a+b2ab\sqrt{5\sqrt{10} - 5} = \sqrt{a + b - 2\sqrt{ab}} と比較すると、a+b=5a + b = 5 かつ 4ab=2504ab = 250, すなわち ab=1252ab = \frac{125}{2} となります。
しかし、a+b=5a+b=5 かつ ab=1252ab = \frac{125}{2} を満たす実数 a,ba, b は存在しません。したがって、直接二重根号を外すことはできません。
別の方法を試します。
5(101)\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)} の二乗を計算します。
(5(101))2=5(101)(\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)})^2 = 5(\sqrt{10} - 1)
ここで、
5(101)=ab\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)} = \sqrt{a} - \sqrt{b} と仮定して二乗すると、
5(101)=(ab)2=a+b2ab5(\sqrt{10} - 1) = (\sqrt{a} - \sqrt{b})^2 = a + b - 2\sqrt{ab} となります。
すると、a+b=5a + b = -5 かつ ab=250ab = 250 となり、これは無理があります。
元の式を変形します。
5(101)=5105\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)} = \sqrt{5\sqrt{10} - 5}
ここで、510=2510=2505\sqrt{10} = \sqrt{25 \cdot 10} = \sqrt{250} であることに注意すると、
5105=2505\sqrt{5\sqrt{10} - 5} = \sqrt{\sqrt{250} - 5}
ここで、
ab=a+a2b2aa2b2\sqrt{a-\sqrt{b}} = \sqrt{\frac{a+\sqrt{a^2-b}}{2}} - \sqrt{\frac{a-\sqrt{a^2-b}}{2}} という公式を利用します。
この場合、a=5a = 5, b=250b = 250 なので、 a2b=25250=225a^2-b = 25 - 250 = -225 となり、a2b=225\sqrt{a^2-b} = \sqrt{-225} となってしまい、実数でなくなってしまいます。
しかし、元の式をよく見ると、これ以上簡単にできなさそうです。

3. 最終的な答え

5(101)\sqrt{5(\sqrt{10} - 1)}

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