関数 $f(x) = 2x + 3$ と $g(x) = x^2 + x + 1$ が与えられています。以下の合成関数について、式で表し、全射か単射かを判定します。 (1) $f \circ g$ (2) $g \circ f$ (3) $f^2 = f \circ f$ (4) $g^2 = g \circ g$
2025/7/9
1. 問題の内容
関数 と が与えられています。以下の合成関数について、式で表し、全射か単射かを判定します。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
(1) を計算します。
を に代入します。
全射かどうか、単射かどうかを判定します。
(2) を計算します。
を に代入します。
全射かどうか、単射かどうかを判定します。
(3) を計算します。
を に代入します。
全射かどうか、単射かどうかを判定します。
(4) を計算します。
を に代入します。
全射かどうか、単射かどうかを判定します。
(1)
よって、値域は となり、実数全体ではないため、全射ではありません。
のとき であり、 のとき であるため、異なる の値に対して同じ値を取るので、単射ではありません。
(2)
よって、値域は となり、実数全体ではないため、全射ではありません。
のとき であり、 のとき となるが、 なので、この場合は反例になりません。
しかし、 と を考えると、
異なる の値に対して同じ値を取るので、単射ではありません。
(3)
とすると、 となり、任意の実数 に対して が存在するため、全射です。
ならば より なので、単射です。
(4)
のとき
のとき
異なる の値に対して同じ値を取るので、単射ではありません。
よって、値域は となり、実数全体ではないため、全射ではありません。
3. 最終的な答え
(1) 、全射ではない、単射ではない
(2) 、全射ではない、単射ではない
(3) 、全射である、単射である
(4) 、全射ではない、単射ではない