凸多面体について、頂点の数 $v$, 辺の数 $e$, 面の数 $f$ の関係や、与えられた条件から具体的な値を求める問題です。特に、$v-e+f$ の値, $v$ と $e$ の値, 正三角形の面と正方形の面の数 $x$ と $y$, そして各頂点に集まる辺の数 $l$ を求めます。
2025/7/9
1. 問題の内容
凸多面体について、頂点の数 , 辺の数 , 面の数 の関係や、与えられた条件から具体的な値を求める問題です。特に、 の値, と の値, 正三角形の面と正方形の面の数 と , そして各頂点に集まる辺の数 を求めます。
2. 解き方の手順
(ア) オイラーの多面体定理より、 が成立します。
(イウ, エオ) より、 です。また、 です。
に代入すると、 となります。
整理すると、 となり、 と求まります。
したがって、 となります。
(カキク) 各面を構成する辺の数の総和は です。
また、各辺は2つの面に共有されているので、 が成り立ちます。
なので、 となります。
(ケコ) 各頂点に集まる辺の数がすべて であることと、 であることから、各頂点に集まる面の数の和も となります。
各辺は2つの頂点に属するので、 (正三角形の面の頂点の数 + 正方形の面の頂点の数)
つまり、 が成り立ちます。
全ての頂点に集まる辺の数は であり、各辺が2つの頂点に共有されていることから、 です。 より となります。
の整数解を考えると、 などの解がありえますが、 と がともに正の整数である必要はありません。また、正三角形と正方形のみで構成されることから、lは3と4の公約数とならないことは明らかです。
は、 を満たす整数 と を用いて、の関係より、 が定まるはずです。
面の数の合計は です。したがって、 となります。
これを に代入すると、 となり、 となります。
整理すると、 となります。
(サ) より , よって、
3. 最終的な答え
ア:2
イウ:24
エオ:60
カキク:120
ケコ:32
サ:5