双曲線 $x^2 - 3y^2 = 1$ と直線 $y = x + k$ の共有点の個数を、$k$の値によって場合分けして求める問題です。

代数学双曲線連立方程式判別式共有点
2025/7/9

1. 問題の内容

双曲線 x23y2=1x^2 - 3y^2 = 1 と直線 y=x+ky = x + k の共有点の個数を、kkの値によって場合分けして求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、双曲線と直線の式を連立させて、yyを消去します。
x23(x+k)2=1x^2 - 3(x+k)^2 = 1
x23(x2+2kx+k2)=1x^2 - 3(x^2 + 2kx + k^2) = 1
x23x26kx3k2=1x^2 - 3x^2 - 6kx - 3k^2 = 1
2x26kx3k21=0-2x^2 - 6kx - 3k^2 - 1 = 0
2x2+6kx+3k2+1=02x^2 + 6kx + 3k^2 + 1 = 0
この2次方程式の判別式をDDとすると、
D=(6k)242(3k2+1)=36k224k28=12k28D = (6k)^2 - 4 \cdot 2 \cdot (3k^2 + 1) = 36k^2 - 24k^2 - 8 = 12k^2 - 8
判別式DDの符号によって、共有点の個数が決まります。
* D>0D > 0のとき、共有点は2個
* D=0D = 0のとき、共有点は1個
* D<0D < 0のとき、共有点は0個
D=0D = 0となるのは、12k28=012k^2 - 8 = 0のときなので、12k2=812k^2 = 8より、k2=812=23k^2 = \frac{8}{12} = \frac{2}{3}
よって、k=±23=±63k = \pm \sqrt{\frac{2}{3}} = \pm \frac{\sqrt{6}}{3}
k=±63k = \pm \frac{\sqrt{6}}{3} のとき、共有点は1個。
k<63k < - \frac{\sqrt{6}}{3}63<k\frac{\sqrt{6}}{3} < kのとき、D>0D > 0なので、共有点は2個。
63<k<63-\frac{\sqrt{6}}{3} < k < \frac{\sqrt{6}}{3}のとき、D<0D < 0なので、共有点は0個。

3. 最終的な答え

ア:6
イ:3
ウ:2
エ:0
k=±63k = \pm \frac{\sqrt{6}}{3}のとき1個、k<63k < - \frac{\sqrt{6}}{3}, 63<k\frac{\sqrt{6}}{3} < kのとき2個、63<k<63-\frac{\sqrt{6}}{3} < k < \frac{\sqrt{6}}{3}のとき0個である。

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