与えられた積分 $\int \frac{\tan^2 x}{\cos^2 x} dx$ を計算します。

解析学積分三角関数置換積分
2025/7/9

1. 問題の内容

与えられた積分 tan2xcos2xdx\int \frac{\tan^2 x}{\cos^2 x} dx を計算します。

2. 解き方の手順

まず、 1cos2x=sec2x\frac{1}{\cos^2 x} = \sec^2 x であることを利用して積分を書き換えます。
tan2xcos2xdx=tan2xsec2xdx\int \frac{\tan^2 x}{\cos^2 x} dx = \int \tan^2 x \sec^2 x dx
ここで、t=tanxt = \tan x と置換すると、dtdx=sec2x\frac{dt}{dx} = \sec^2 x となり、dt=sec2xdxdt = \sec^2 x dx となります。
したがって、積分は次のようになります。
tan2xsec2xdx=t2dt\int \tan^2 x \sec^2 x dx = \int t^2 dt
積分を実行します。
t2dt=13t3+C\int t^2 dt = \frac{1}{3} t^3 + C
ここで、t=tanxt = \tan x を代入して、元の変数に戻します。
13t3+C=13tan3x+C\frac{1}{3} t^3 + C = \frac{1}{3} \tan^3 x + C

3. 最終的な答え

13tan3x+C\frac{1}{3} \tan^3 x + C

「解析学」の関連問題

与えられた2つの定積分を計算します。 (1) $\int_{1}^{2} \sqrt{e^{6x}} dx$ (2) $\int_{0}^{1} (e^{3x} - 1)(e^{-x} + 2) dx...

定積分指数関数積分計算
2025/7/9

関数 $f(x, y) = x^2 + 2xy + y^2$ の、$x^2 + y^2 = 1$ という条件の下での極値点の候補と最大値、最小値を求める問題です。

極値多変数関数ラグランジュの未定乗数法最大値最小値
2025/7/9

与えられた定積分 $\int_{-\frac{1}{\sqrt{2}}}^{\frac{1}{\sqrt{2}}} \frac{x^2}{\sqrt{1-x^2}} dx$ を計算する。

定積分置換積分三角関数積分計算
2025/7/9

次の3つの極限を、$x=0$ でのTaylor展開を利用して求める問題です。 1) $\lim_{x \to 0} \frac{(1+x)\sin x - x \cos x}{x^2}$ 2) $\l...

極限テイラー展開関数
2025/7/9

与えられた広義積分 $\int_{0}^{\infty} e^{-x^2} dx = \frac{\sqrt{\pi}}{2}$ を利用して、以下の3つの広義積分を求める問題です。 (1) $\int...

積分広義積分置換積分部分積分偶関数
2025/7/9

次の2つの微分方程式を解く問題です。 (1) $\frac{dy}{dx} = \frac{x}{e^y}$ (2) $\frac{dy}{dx} = xy + 2x + y + 2$

微分方程式変数分離形積分
2025/7/9

問題は全部で4問あります。 * 問題1: 与えられた関数を微分する問題。関数は以下の4つです。 * a) $(2x+1)^2$ * b) $(x-1)^2(x+1)^2$ ...

微分合成関数の微分積の微分商の微分導関数
2025/7/9

与えられた5つの定積分の問題を解きます。 [1] $\int_{0}^{1} \frac{e^x}{e^x + 1} dx$ [2] $\int_{0}^{1} |(x-4)(x-1)^3| dx$ ...

定積分置換積分部分積分三角関数
2025/7/9

区分求積法の原理を用いて、次の極限値を求める問題です。 $\lim_{n \to \infty} (\frac{1^3}{n^4} + \frac{2^3}{n^4} + \frac{3^3}{n^4...

極限区分求積法定積分
2025/7/9

与えられた関数 $y$ について、その導関数 $y'$ を求める問題です。具体的には、多項式の関数について微分を行う必要があります。

微分導関数多項式
2025/7/9