(1) 3枚の硬貨を投げたとき、表が出る枚数は0枚、1枚、2枚、3枚のいずれかである。それぞれの確率と、その場合に得られる金額を考える。
表が0枚の確率: (03)(21)0(21)3=81, 得られる金額は0円 表が1枚の確率: (13)(21)1(21)2=83, 得られる金額は100円 表が2枚の確率: (23)(21)2(21)1=83, 得られる金額は200円 表が3枚の確率: (33)(21)3(21)0=81, 得られる金額は300円 期待値は、それぞれの金額にその確率をかけたものの和である。
E=0×81+100×83+200×83+300×81=80+300+600+300=81200=150 (2) 20個の品物の中に3個の不良品がある。2個取り出すとき、不良品の個数は0個、1個、2個のいずれかである。それぞれの確率を考える。
不良品が0個の確率: (220)(217)=220×19217×16=20×1917×16=5×1917×4=9568 不良品が1個の確率: (220)(13)(117)=220×193×17=20×193×17×2=10×193×17=19051×2=190102=9551 不良品が2個の確率: (220)(23)=220×193=20×193×2=10×193=1903 期待値は、それぞれの個数にその確率をかけたものの和である。
E=0×9568+1×9551+2×1903=0+9551+1906=190102+1906=190108=9554=0.5684... 別解として、期待値の線形性を用いる。
1個を取り出すとき、それが不良品である確率は 203である。 2個取り出すとき、不良品の個数の期待値は 2×203=206=103=0.3