$x^2 + y^2 = 4$ の条件下で、$x^2 - 2y^2 + 6x$ の最大値と最小値を求めよ。

代数学最大値最小値二次関数平方完成定義域
2025/7/9
## (2) の問題

1. 問題の内容

x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 の条件下で、x22y2+6xx^2 - 2y^2 + 6x の最大値と最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

与えられた条件 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 より、y2=4x2y^2 = 4 - x^2 である。これを x22y2+6xx^2 - 2y^2 + 6x に代入する。
x22y2+6x=x22(4x2)+6x=x28+2x2+6x=3x2+6x8x^2 - 2y^2 + 6x = x^2 - 2(4 - x^2) + 6x = x^2 - 8 + 2x^2 + 6x = 3x^2 + 6x - 8
ここで、f(x)=3x2+6x8f(x) = 3x^2 + 6x - 8 とおく。
また、x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 より、xx の取りうる範囲は 2x2-2 \le x \le 2 である。
f(x)f(x) を平方完成する。
f(x)=3(x2+2x)8=3(x2+2x+11)8=3(x+1)238=3(x+1)211f(x) = 3(x^2 + 2x) - 8 = 3(x^2 + 2x + 1 - 1) - 8 = 3(x + 1)^2 - 3 - 8 = 3(x + 1)^2 - 11
f(x)f(x) は下に凸の放物線で、頂点は (1,11)(-1, -11) である。定義域 2x2-2 \le x \le 2 における最大値と最小値を考える。
x=1x = -1 のとき、f(1)=11f(-1) = -11
x=2x = -2 のとき、f(2)=3(2+1)211=311=8f(-2) = 3(-2 + 1)^2 - 11 = 3 - 11 = -8
x=2x = 2 のとき、f(2)=3(2+1)211=3(9)11=2711=16f(2) = 3(2 + 1)^2 - 11 = 3(9) - 11 = 27 - 11 = 16
したがって、最大値は 1616 (x=2x = 2 のとき)、最小値は 11-11 (x=1x = -1 のとき) である。

3. 最終的な答え

最大値:16
最小値:-11
## (3) の問題

1. 問題の内容

定義域 1x1-1 \le x \le 1 であるとき、関数 y=(x22x1)26(x22x1)+5y = (x^2 - 2x - 1)^2 - 6(x^2 - 2x - 1) + 5 の最大値と最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

t=x22x1t = x^2 - 2x - 1 とおく。すると、y=t26t+5y = t^2 - 6t + 5 となる。
t=x22x1=(x1)22t = x^2 - 2x - 1 = (x - 1)^2 - 2 である。
1x1-1 \le x \le 1 における tt の範囲を求める。
x=1x = 1 のとき、t=2t = -2
x=1x = -1 のとき、t=(11)22=42=2t = (-1 - 1)^2 - 2 = 4 - 2 = 2
t=(x1)22t = (x - 1)^2 - 2 は下に凸な放物線で、軸は x=1x = 1 である。
1x1-1 \le x \le 1 において、x=1x = 1 で最小値 2-2 をとり、x=1x = -1 で最大値 22 をとる。
したがって、2t2-2 \le t \le 2 である。
y=t26t+5=(t3)24y = t^2 - 6t + 5 = (t - 3)^2 - 4
yy は下に凸な放物線で、頂点は (3,4)(3, -4) である。
2t2-2 \le t \le 2 における yy の最大値と最小値を考える。
t=2t = -2 のとき、y=(23)24=254=21y = (-2 - 3)^2 - 4 = 25 - 4 = 21
t=2t = 2 のとき、y=(23)24=14=3y = (2 - 3)^2 - 4 = 1 - 4 = -3
したがって、最大値は 2121 (t=2t = -2 のとき)、最小値は 3-3 (t=2t = 2 のとき) である。
t=2t = -2 となるのは、x=1x = 1 のとき。
t=2t = 2 となるのは、x=1x = -1 のとき。

3. 最終的な答え

最大値:21
最小値:-3

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