(4) 点 $A(-1, 2)$ を通り、ベクトル $\vec{n} = (3, -4)$ に垂直な直線の方程式を求める問題。 (5) 平面上の異なる2点O, Aに対して $\vec{OA} = \vec{a}$ とするとき、ベクトル方程式 $\vert \vec{p} \vert^2 - \vec{p} \cdot \vec{a} = 0$ を満たす点P($\vec{p}$)全体の集合がどのような図形かを答える問題。

幾何学ベクトル直線の方程式ベクトル方程式
2025/7/9
## 問題の回答

1. 問題の内容

(4) 点 A(1,2)A(-1, 2) を通り、ベクトル n=(3,4)\vec{n} = (3, -4) に垂直な直線の方程式を求める問題。
(5) 平面上の異なる2点O, Aに対して OA=a\vec{OA} = \vec{a} とするとき、ベクトル方程式 p2pa=0\vert \vec{p} \vert^2 - \vec{p} \cdot \vec{a} = 0 を満たす点P(p\vec{p})全体の集合がどのような図形かを答える問題。

2. 解き方の手順

(4)
ベクトル n=(3,4)\vec{n} = (3, -4) に垂直な直線上の任意の点をP(p\vec{p})とする。
直線上の点A(a\vec{a})の位置ベクトルをa=(1,2)\vec{a} = (-1, 2)とすると、n(pa)=0\vec{n} \cdot (\vec{p} - \vec{a}) = 0が成り立つ。
よって、p=(x,y)\vec{p} = (x, y)とすると、
3(x(1))4(y2)=03(x - (-1)) - 4(y - 2) = 0
3(x+1)4(y2)=03(x + 1) - 4(y - 2) = 0
3x+34y+8=03x + 3 - 4y + 8 = 0
3x4y+11=03x - 4y + 11 = 0
(5)
p=(x,y)\vec{p} = (x, y), a=(a1,a2)\vec{a} = (a_1, a_2)とすると、p2pa=0\vert \vec{p} \vert^2 - \vec{p} \cdot \vec{a} = 0
x2+y2(x,y)(a1,a2)=0x^2 + y^2 - (x, y) \cdot (a_1, a_2) = 0
x2+y2(a1x+a2y)=0x^2 + y^2 - (a_1 x + a_2 y) = 0
x2a1x+y2a2y=0x^2 - a_1 x + y^2 - a_2 y = 0
(xa12)2(a12)2+(ya22)2(a22)2=0(x - \frac{a_1}{2})^2 - (\frac{a_1}{2})^2 + (y - \frac{a_2}{2})^2 - (\frac{a_2}{2})^2 = 0
(xa12)2+(ya22)2=(a12)2+(a22)2(x - \frac{a_1}{2})^2 + (y - \frac{a_2}{2})^2 = (\frac{a_1}{2})^2 + (\frac{a_2}{2})^2
(xa12)2+(ya22)2=a12+a224(x - \frac{a_1}{2})^2 + (y - \frac{a_2}{2})^2 = \frac{a_1^2 + a_2^2}{4}
(xa12)2+(ya22)2=(a12+a222)2(x - \frac{a_1}{2})^2 + (y - \frac{a_2}{2})^2 = (\frac{\sqrt{a_1^2 + a_2^2}}{2})^2
(xa12)2+(ya22)2=(a2)2(x - \frac{a_1}{2})^2 + (y - \frac{a_2}{2})^2 = (\frac{\vert \vec{a} \vert}{2})^2
これは、中心(a12,a22)(\frac{a_1}{2}, \frac{a_2}{2})、半径a2\frac{\vert \vec{a} \vert}{2}の円を表す。
a\vec{a}OA\vec{OA}なので、中心は線分OAの中点であり、半径は線分OAの長さの半分、つまりOAの中点までの距離である。よって、点Oを通り、線分OAを直径とする円。

3. 最終的な答え

(4) 3x4y+11=03x - 4y + 11 = 0
(5) 線分OAを直径とする円

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