点(3, 1)から円 $x^2 + y^2 = 5$ に引いた接線のうち、傾きが正であるものの式を求める問題です。

幾何学接線点と直線の距離方程式傾き
2025/7/9

1. 問題の内容

点(3, 1)から円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 に引いた接線のうち、傾きが正であるものの式を求める問題です。

2. 解き方の手順

1. 接線の傾きを $m$ とおくと、接線の方程式は

y1=m(x3)y - 1 = m(x - 3)
y=mx3m+1y = mx - 3m + 1
と表せます。

2. この直線が円 $x^2 + y^2 = 5$ に接するので、円の中心(0, 0)と直線との距離が円の半径 $\sqrt{5}$ に等しくなります。点と直線の距離の公式より、

m(0)3m+1m2+1=5\frac{|m(0) - 3m + 1|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \sqrt{5}
3m+1m2+1=5\frac{|-3m + 1|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \sqrt{5}

3. 両辺を2乗して絶対値を外すと、

(3m+1)2=5(m2+1)(-3m + 1)^2 = 5(m^2 + 1)
9m26m+1=5m2+59m^2 - 6m + 1 = 5m^2 + 5
4m26m4=04m^2 - 6m - 4 = 0
2m23m2=02m^2 - 3m - 2 = 0
(2m+1)(m2)=0(2m + 1)(m - 2) = 0
m=12,2m = -\frac{1}{2}, 2

4. 傾きが正であるものを求めるので、$m = 2$ が該当します。

5. よって、接線の方程式は

y=2x3(2)+1y = 2x - 3(2) + 1
y=2x6+1y = 2x - 6 + 1
y=2x5y = 2x - 5

3. 最終的な答え

y=2x5y = 2x - 5

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