与えられた関数 $y = \frac{(2x+3)^2}{(x-1)^3}$ の微分を計算すること。

解析学微分商の微分連鎖律関数の微分
2025/7/10

1. 問題の内容

与えられた関数 y=(2x+3)2(x1)3y = \frac{(2x+3)^2}{(x-1)^3} の微分を計算すること。

2. 解き方の手順

商の微分公式を使用します。商の微分公式は次のとおりです。
(uv)=uvuvv2(\frac{u}{v})' = \frac{u'v - uv'}{v^2}
ここで、u=(2x+3)2u = (2x+3)^2 であり、v=(x1)3v = (x-1)^3 です。
まず、uu の微分を計算します。
u=(2x+3)2u = (2x+3)^2 であるので、連鎖律を用いて微分します。
u=2(2x+3)2=4(2x+3)=8x+12u' = 2(2x+3) \cdot 2 = 4(2x+3) = 8x + 12
次に、vv の微分を計算します。
v=(x1)3v = (x-1)^3 であるので、連鎖律を用いて微分します。
v=3(x1)21=3(x1)2v' = 3(x-1)^2 \cdot 1 = 3(x-1)^2
これで、u,u,v,vu, u', v, v' がわかったので、商の微分公式に代入します。
y=(8x+12)(x1)3(2x+3)2(3(x1)2)(x1)6y' = \frac{(8x+12)(x-1)^3 - (2x+3)^2(3(x-1)^2)}{(x-1)^6}
(x1)2(x-1)^2で分子と分母を割ります。
y=(8x+12)(x1)(2x+3)2(3)(x1)4y' = \frac{(8x+12)(x-1) - (2x+3)^2(3)}{(x-1)^4}
分子を展開します。
y=(8x28x+12x12)3(4x2+12x+9)(x1)4y' = \frac{(8x^2 - 8x + 12x - 12) - 3(4x^2 + 12x + 9)}{(x-1)^4}
y=(8x2+4x12)(12x2+36x+27)(x1)4y' = \frac{(8x^2 + 4x - 12) - (12x^2 + 36x + 27)}{(x-1)^4}
y=8x2+4x1212x236x27(x1)4y' = \frac{8x^2 + 4x - 12 - 12x^2 - 36x - 27}{(x-1)^4}
y=4x232x39(x1)4y' = \frac{-4x^2 - 32x - 39}{(x-1)^4}
y=(4x2+32x+39)(x1)4y' = \frac{-(4x^2 + 32x + 39)}{(x-1)^4}

3. 最終的な答え

y=(4x2+32x+39)(x1)4y' = \frac{-(4x^2 + 32x + 39)}{(x-1)^4}

「解析学」の関連問題

領域 $D_5$ と $D_6$ に対して、二重積分 $\iint_{D_i} 1 \, dxdy$ の値を求める問題です。ここで、 $D_5 = \{(x, y) \mid y = x + 1, y...

二重積分積分領域積分範囲
2025/7/12

関数 $f(x) = x^2 - 2x + 1$ について、$x = 2$ における微分係数 $f'(2)$ を、微分係数の定義に従って求める。

微分微分係数関数の微分極限
2025/7/12

関数 $f(x) = x^2 + 2x + 3$ において、$x$ が1から4まで変化するときの平均変化率を求めます。

平均変化率関数二次関数
2025/7/12

関数 $f(x) = x^2 - 5$ について、$x$ の値が -1 から 1 まで変化するときの平均変化率を求める。

平均変化率関数二次関数
2025/7/12

2つの関数 $y = \log_3 x$ と $y = \log_3 \frac{1}{x}$ のグラフの関係を選ぶ問題です。

対数関数グラフ対称移動関数の性質
2025/7/12

関数 $y = \log_{\frac{1}{3}} x$ の、$ \frac{1}{81} < x \leq 9$ における値域を求める。

対数関数値域関数のグラフ
2025/7/12

2つの関数 $y = \log_2 x$ と $y = \log_3 x$ のグラフとして正しいものを選択する問題です。

対数関数グラフ関数の性質グラフの描画
2025/7/12

関数 $y = \log_3 x$ において、$\frac{1}{3} < x \le 3\sqrt{3}$ の範囲での $y$ の値域を求める問題です。

対数関数値域関数の定義域
2025/7/12

問題は、2つの関数 $y = \log_3 x$ と $y = \log_4 x$ のグラフを選択することです。

対数関数グラフ単調増加底の変換
2025/7/12

$p$ と $m$ を実数とする。関数 $f(x) = x^3 + 3px^2 + 3mx$ は $x = \alpha$ で極大値をとり、$x = \beta$ で極小値をとる。 (1) $f(\a...

微分極値変曲点関数のグラフ
2025/7/11