$a$を正の定数とする。関数 $f(x) = |x - a| + 2|x + 2a|$ を考える。$f(x)$ を場合分けして表し、$f(x) = 6a + 3$ を満たす $x$ の個数を求め、さらに、その解の平方の和が4となる $a$ の値を求める。
2025/7/10
1. 問題の内容
を正の定数とする。関数 を考える。 を場合分けして表し、 を満たす の個数を求め、さらに、その解の平方の和が4となる の値を求める。
2. 解き方の手順
まず、 を場合分けして表す。
(i) のとき、
かつ なので、
.
(ii) のとき、
かつ なので、
.
(iii) のとき、
かつ なので、
.
したがって、 は次のように表される。
次に、 を満たす を求める。
(i) のとき、
より、 となり、。
なので、。よって、 より、。
は正の定数より、 なので、 は解となる。
(ii) のとき、
より、。
なので、。
は成り立たないので、この範囲には解は存在しない。
(iii) のとき、
より、 となり、。
なので、。これは常に成り立つので、 は解となる。
したがって、 を満たす は、 と の2個である。
次に、これらの解の平方の和が4となる の値を求める。
は正の定数なので、。
3. 最終的な答え
アイ: -3
ウ: 3
エ: 5
オ: 3
カ: 3
キ: 2
ク: 1
ケ: 5
したがって、。
を満たす は全部で 2 個あり、それらの平方の和が 4 となる の値は である。