問題は以下の2つのパートに分かれています。 パート1は、与えられた平行四辺形$ABCD$において、ベクトルの内積を求める問題です。 パート2は、与えられたベクトル$\vec{a}$と$\vec{b}$について、内積$\vec{a} \cdot \vec{b}$を計算する問題です。 パート3は、$|\vec{a}| = 3$、$\vec{a} \cdot \vec{b} = -2$のとき、$\vec{a} \cdot (\vec{a} - 3\vec{b})$の値を求める問題です。

幾何学ベクトル内積平行四辺形余弦定理
2025/7/10

1. 問題の内容

問題は以下の2つのパートに分かれています。
パート1は、与えられた平行四辺形ABCDABCDにおいて、ベクトルの内積を求める問題です。
パート2は、与えられたベクトルa\vec{a}b\vec{b}について、内積ab\vec{a} \cdot \vec{b}を計算する問題です。
パート3は、a=3|\vec{a}| = 3ab=2\vec{a} \cdot \vec{b} = -2のとき、a(a3b)\vec{a} \cdot (\vec{a} - 3\vec{b})の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

パート1:平行四辺形の内積
(ア) ABAC\vec{AB} \cdot \vec{AC}
AB=(2,0)\vec{AB} = (2, 0)AC\vec{AC}の長さは余弦定理より AC=22+(3)2223cos(30)=4+322332=76=1AC = \sqrt{2^2 + (\sqrt{3})^2 - 2 \cdot 2 \cdot \sqrt{3} \cos(30^\circ)} = \sqrt{4 + 3 - 2 \cdot 2 \cdot \sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}} = \sqrt{7-6} = 1
BAC=30\angle BAC = 30^\circなので、ABAC=ABACcos30=2132=3\vec{AB} \cdot \vec{AC} = |\vec{AB}||\vec{AC}|\cos 30^\circ = 2 \cdot 1 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = \sqrt{3}.
(イ) CACB\vec{CA} \cdot \vec{CB}
CACB=CACBcosACB=13cos120=3(12)=32\vec{CA} \cdot \vec{CB} = |\vec{CA}||\vec{CB}| \cos \angle ACB = 1 \cdot \sqrt{3} \cdot \cos 120^\circ = \sqrt{3} \cdot (-\frac{1}{2}) = -\frac{\sqrt{3}}{2}.
(ウ) BCCD\vec{BC} \cdot \vec{CD}
BCCD=BCCDcosBCD=32cos60=3212=3\vec{BC} \cdot \vec{CD} = |\vec{BC}||\vec{CD}| \cos \angle BCD = \sqrt{3} \cdot 2 \cdot \cos 60^\circ = \sqrt{3} \cdot 2 \cdot \frac{1}{2} = \sqrt{3}.
(エ) ABBC\vec{AB} \cdot \vec{BC}
ABBC=ABBCcosABC=23cos60=2312=3\vec{AB} \cdot \vec{BC} = |\vec{AB}||\vec{BC}| \cos \angle ABC = 2 \cdot \sqrt{3} \cdot \cos 60^\circ = 2 \cdot \sqrt{3} \cdot \frac{1}{2} = \sqrt{3}.
パート2:ベクトルの内積
(ア) ab=(2)(1)+(3)(4)=2+12=10\vec{a} \cdot \vec{b} = (2)(-1) + (3)(4) = -2 + 12 = 10.
(イ) ab=(2)(5)+(3)(4)=10+12=2\vec{a} \cdot \vec{b} = (-2)(5) + (3)(4) = -10 + 12 = 2.
(ウ) ab=(7)(3)+(3)(7)=21+21=0\vec{a} \cdot \vec{b} = (7)(-3) + (3)(7) = -21 + 21 = 0.
(エ) ab=(3)(3)+(3)(1)=33+3=23\vec{a} \cdot \vec{b} = (3)(-\sqrt{3}) + (\sqrt{3})(1) = -3\sqrt{3} + \sqrt{3} = -2\sqrt{3}.
(オ) ab=(3)(4)+(5)(1)=12+5=7\vec{a} \cdot \vec{b} = (3)(-4) + (5)(1) = -12 + 5 = -7.
パート3:ベクトルの計算
a(a3b)=aa3(ab)=a23(ab)\vec{a} \cdot (\vec{a} - 3\vec{b}) = \vec{a} \cdot \vec{a} - 3(\vec{a} \cdot \vec{b}) = |\vec{a}|^2 - 3(\vec{a} \cdot \vec{b}).
a=3|\vec{a}| = 3ab=2\vec{a} \cdot \vec{b} = -2を代入すると、
323(2)=9+6=153^2 - 3(-2) = 9 + 6 = 15.

3. 最終的な答え

(1): [3\sqrt{3}]
(2): [32-\frac{\sqrt{3}}{2}]
(3): [3\sqrt{3}]
(4): [3\sqrt{3}]
(5): [10]
(6): [2]
(7): [0]
(8): [-2]
(9): [3]
(10): [-7]
(11): [15]

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