放物線 $F: y = f(x) = ax^2$ $(a > 0)$ と放物線 $G: y = g(x) = b(x-m)^2 + n$ $(b < 0)$ を考える。$F$ は下に凸で原点を頂点とし、$G$ は上に凸で頂点は $(m, n)$ となる。$G$ 上の点 $P$ を直線 $OA$ 上にはないようにとる。点 $P$ を通り直線 $AP$ に平行な直線と $F$ との交点のうち $O$ 以外の点を $Q$ とする。直線 $OA$ と直線 $PQ$ の交点を $R$ とする。点 $P$ の $x$ 座標を $m + p$, 点 $Q$ の $x$ 座標を $q$ とする。このとき線分の長さの比 $\frac{AR}{OR}$ を $a, b$ を用いて表せ。
2025/7/10
1. 問題の内容
放物線 と放物線 を考える。 は下に凸で原点を頂点とし、 は上に凸で頂点は となる。 上の点 を直線 上にはないようにとる。点 を通り直線 に平行な直線と との交点のうち 以外の点を とする。直線 と直線 の交点を とする。点 の 座標を , 点 の 座標を とする。このとき線分の長さの比 を を用いて表せ。
2. 解き方の手順
問題文から、 は原点、 は であると考えられる。また、放物線 の頂点は である。を通る直線を考える。
を求めるために、点Aの座標とa,bを用いて表すことを目指す。
上の点 と 上の点 について、 座標がそれぞれ , であることと、がに平行であることから の座標を求める。
最終的に線分の比 を で表す。
具体的に が で表されることを示す。