この数列は等差数列でも等比数列でもありません。そこで、階差数列を考えます。
階差数列 {bn} は、an+1−an=bn で定義されます。 与えられた数列の階差数列は、次のようになります。
2−2=0,3−2=1,6−3=3,12−6=6,22−12=10,... つまり、bn=0,1,3,6,10,... です。 さらに、階差数列 {bn} の階差数列 {cn} を考えると、 1−0=1,3−1=2,6−3=3,10−6=4,... つまり、cn=1,2,3,4,... となります。 {cn} は等差数列であり、cn=n と表せます。 したがって、bn は、b1=0 であり、 bn=b1+∑k=1n−1ck=0+∑k=1n−1k=2(n−1)n となります。ただし、n≥2。 b1=0 も 2(1−1)1=0 で成立するため、 bn=2n(n−1) (n≥1) a1=2 であり、an=a1+∑k=1n−1bk=2+∑k=1n−12k(k−1)=2+21∑k=1n−1(k2−k)=2+21(∑k=1n−1k2−∑k=1n−1k)となります。 ∑k=1n−1k=2(n−1)n ∑k=1n−1k2=6(n−1)n(2n−1) an=2+21(6(n−1)n(2n−1)−2(n−1)n)=2+21(6n(n−1)(2n−1−3))=2+12n(n−1)(2n−4)=2+6n(n−1)(n−2) an=2+6n(n−1)(n−2) (for n≥2) n=1のとき、a1=2+61(0)(−1)=2 となり、n=1の場合も成立します。