実数 $a, b, c$ について、以下の3つの命題の空欄に当てはまる選択肢(1: 必要条件だが十分条件でない, 2: 十分条件だが必要条件でない, 3: 必要十分条件, 4: 必要条件でも十分条件でもない)を選ぶ問題です。 (1) $a, b$ が整数であることは $a+b$ が整数であるための [ ]。 (2) $a$ が 4 の倍数かつ 6 の倍数であることは $a$ が 24 の倍数であるための [ ]。 (3) (画像が不鮮明のため省略。恐らく $bc$ が6の倍数であることは、$b$ または $c$ が6の倍数であるための[ ])
2025/7/21
1. 問題の内容
実数 について、以下の3つの命題の空欄に当てはまる選択肢(1: 必要条件だが十分条件でない, 2: 十分条件だが必要条件でない, 3: 必要十分条件, 4: 必要条件でも十分条件でもない)を選ぶ問題です。
(1) が整数であることは が整数であるための [ ]。
(2) が 4 の倍数かつ 6 の倍数であることは が 24 の倍数であるための [ ]。
(3) (画像が不鮮明のため省略。恐らく が6の倍数であることは、 または が6の倍数であるための[ ])
2. 解き方の手順
(1)
* が整数であるならば、 は整数です。したがって、十分条件です。
* が整数であっても、 が整数とは限りません。例えば、 のとき、 で整数ですが、 は整数ではありません。したがって、必要条件ではありません。
* よって、 が整数であることは、 が整数であるための十分条件であるが、必要条件ではありません。
(2)
* が 4 の倍数かつ 6 の倍数であるとき、 は 4 と 6 の最小公倍数の倍数です。4 と 6 の最小公倍数は 12 なので、 は 12 の倍数です。
* が 24 の倍数であれば、 は 4 の倍数かつ 6 の倍数です。例えば、 ならば、 は 4 の倍数()かつ 6 の倍数()です。したがって、十分条件です。
* が 4 の倍数かつ 6 の倍数であるとき、 は必ずしも 24 の倍数ではありません。例えば、 のとき、 は 4 の倍数()かつ 6 の倍数()ですが、 は 24 の倍数ではありません。したがって、必要条件ではありません。
* よって、 が 4 の倍数かつ 6 の倍数であることは、 が 24 の倍数であるための十分条件であるが、必要条件ではありません。
3. 最終的な答え
(1) 2
(2) 2