$a$ を定数とするとき、放物線 $y=x^2-2x+a$ について、 (1) 直線 $y=2x$ と接するように $a$ の値を定める。 (2) 直線 $y=2x+3$ と共有点をもたないように $a$ の値の範囲を定める。

代数学二次関数放物線接する共有点判別式
2025/7/10

1. 問題の内容

aa を定数とするとき、放物線 y=x22x+ay=x^2-2x+a について、
(1) 直線 y=2xy=2x と接するように aa の値を定める。
(2) 直線 y=2x+3y=2x+3 と共有点をもたないように aa の値の範囲を定める。

2. 解き方の手順

(1) 放物線 y=x22x+ay=x^2-2x+a と直線 y=2xy=2x が接するとき、2つの式を連立した方程式が重解を持つ。
x22x+a=2xx^2-2x+a = 2x
x24x+a=0x^2-4x+a = 0
この2次方程式の判別式を DD とすると、D=0D=0 となる。
D=(4)24(1)(a)=164aD = (-4)^2 - 4(1)(a) = 16-4a
164a=016-4a=0 より、4a=164a=16
a=4a=4
(2) 放物線 y=x22x+ay=x^2-2x+a と直線 y=2x+3y=2x+3 が共有点を持たないとき、2つの式を連立した方程式が実数解を持たない。
x22x+a=2x+3x^2-2x+a = 2x+3
x24x+a3=0x^2-4x+a-3 = 0
この2次方程式の判別式を DD とすると、D<0D<0 となる。
D=(4)24(1)(a3)=164(a3)=164a+12=284aD = (-4)^2 - 4(1)(a-3) = 16-4(a-3) = 16-4a+12 = 28-4a
284a<028-4a<0 より、4a>284a>28
a>7a>7

3. 最終的な答え

(1) a=4a=4
(2) a>7a>7

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