整数 $x$ に対して、命題「$x^2 + 4x + 2 = 0$ ならば $x = 1$」の真偽を判定し、真ならば証明を、偽ならば反例を挙げよ。

代数学二次方程式命題真偽判定解の公式無理数
2025/7/16

1. 問題の内容

整数 xx に対して、命題「x2+4x+2=0x^2 + 4x + 2 = 0 ならば x=1x = 1」の真偽を判定し、真ならば証明を、偽ならば反例を挙げよ。

2. 解き方の手順

与えられた2次方程式 x2+4x+2=0x^2 + 4x + 2 = 0 を解きます。解の公式を用いると、
x=4±424(1)(2)2(1)=4±1682=4±82=4±222=2±2x = \frac{-4 \pm \sqrt{4^2 - 4(1)(2)}}{2(1)} = \frac{-4 \pm \sqrt{16 - 8}}{2} = \frac{-4 \pm \sqrt{8}}{2} = \frac{-4 \pm 2\sqrt{2}}{2} = -2 \pm \sqrt{2}
x=2+2x = -2 + \sqrt{2} または x=22x = -2 - \sqrt{2}となります。
このとき、x=2±2x = -2 \pm \sqrt{2} は整数ではありません。なぜなら、2\sqrt{2}は無理数だからです。
したがって、x2+4x+2=0x^2 + 4x + 2 = 0 を満たす整数 xx は存在しません。
x2+4x+2=0x^2 + 4x + 2 = 0 を満たす整数xxが存在しないので、
x2+4x+2=0x^2 + 4x + 2 = 0 ならば x=1x = 1」という命題の仮定「x2+4x+2=0x^2 + 4x + 2 = 0」が常に偽となります。
仮定が偽である命題は常に真です。

3. 最終的な答え

「代数学」の関連問題

次の条件によって定められる数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めよ。 (1) $a_1 = 3$, $a_{n+1} = 3a_n - 4$ (2) $a_1 = -2$, $a_{n+1} = 5...

数列漸化式等比数列
2025/7/17

問題は、二次関数 $y = 2x^2 - 2$ が、基本となる二次関数 $y = 2x^2$ のグラフをどのように平行移動したものかを答える問題です。また、与えられた二次関数の頂点の座標を求める問題で...

二次関数平行移動頂点グラフ
2025/7/17

与えられた2次関数について、グラフの平行移動に関する情報を記述し、頂点の座標を求め、グラフを描画する問題です。ここでは、2次関数 $y = -x^2 + 4$ の平行移動、頂点、グラフの作成について答...

二次関数グラフ平行移動頂点放物線
2025/7/17

(5) 1次不等式 $3x - 4 \ge 5x + 6$ の解を求めます。 (6) 連立不等式 $\begin{cases} 6x + 9 > 2x + 1 \\ 3x - 7 \ge 8x - 1...

不等式1次不等式連立不等式必要条件十分条件
2025/7/17

与えられた連立方程式をクラメルの公式を用いて解く問題です。具体的には以下の4つの連立方程式を解きます。 (1) $\begin{cases} x + 2y = -4 \\ -2x - y = 3 \e...

連立方程式行列式クラメルの公式
2025/7/17

与えられた連立方程式をクラメルの公式を用いて解く問題です。問題は全部で4つあります。

連立方程式クラメルの公式行列式
2025/7/17

正の実数 $a$ が与えられたとき、次の2つの不等式を同時に満たす点 $(x, y)$ 全体からなる領域を $D$ とする。 $y \geq x^2$ $y \leq -2x^2 + 3ax + 6a...

不等式領域最大値最小値二次関数
2025/7/17

与えられた漸化式から数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めます。具体的には、以下の8つの問題があります。 (1) $a_1 = 2, \quad a_{n+1} = a_n + 3$ (2) $a_...

数列漸化式等差数列等比数列階差数列一般項
2025/7/17

$(3a^2 - 2a)^2$ を展開して、共通因数でくくる問題です。

展開因数分解多項式
2025/7/17

式 $(-2xy^2)^3 x^2$ を計算せよ。

式の計算指数法則単項式
2025/7/17