XとYという2つの商品に対する7人のモニターの評価が与えられています。Xの評価を $x$ 、Yの評価を $y$ とします。 $x$ のデータは、7, 8, 5, 9, 6, 10, 4 $y$ のデータは、7, 4, 7, 8, 7, 9, 7 これらのデータの平均値、分散、標準偏差をそれぞれ求め、標準偏差を用いてXとYのどちらがデータの散らばりの度合いが大きいかを比較します。
2025/7/10
## 問題47
1. 問題の内容
XとYという2つの商品に対する7人のモニターの評価が与えられています。Xの評価を 、Yの評価を とします。
のデータは、7, 8, 5, 9, 6, 10, 4
のデータは、7, 4, 7, 8, 7, 9, 7
これらのデータの平均値、分散、標準偏差をそれぞれ求め、標準偏差を用いてXとYのどちらがデータの散らばりの度合いが大きいかを比較します。
2. 解き方の手順
まず、 と の平均値を計算します。
の平均値:
の平均値:
次に、 と の分散を計算します。分散は、各データと平均値の差の二乗の平均です。
の分散:
の分散:
次に、 と の標準偏差を計算します。標準偏差は、分散の平方根です。
の標準偏差:
の標準偏差:
標準偏差を比較すると、 なので、 のデータの散らばりの度合いが よりも大きいことがわかります。
3. 最終的な答え
の平均値: 7
の分散: 4
の標準偏差: 2
の平均値: 7
の分散: 2
の標準偏差:
データの散らばりの度合いが大きいのはX。
## 問題48 (1)
1. 問題の内容
変量 の分散が8、変量 の分散が18であり、 と の共分散が5であるとき、 と の相関係数 を小数第3位を四捨五入して求めます。
2. 解き方の手順
相関係数 は、次のように計算されます。
問題文より、共分散は5です。 の分散は8なので、 の標準偏差は です。 の分散は18なので、 の標準偏差は です。
したがって、
小数第3位を四捨五入すると、0.42となります。
3. 最終的な答え
## 問題48 (2)
1. 問題の内容
与えられた変量 のデータについて、散布図を描き、 と の間に相関があるかどうかを調べ、相関がある場合には、正、負のどちらであるかを答えます。
2. 解き方の手順
与えられたデータは以下の通りです。
(7, 3), (6, 5), (4, 6), (9, 3), (4, 4), (2, 8), (1, 9), (8, 2), (3, 6), (6, 3)
これらの点をグラフにプロットします。
散布図を見ると、 が小さいほど が大きく、 が大きいほど が小さくなる傾向が見られます。これは負の相関があることを示唆します。
3. 最終的な答え
散布図を省略します。負の相関がある。