縦5cm、横6cmの長方形Aがある。長方形Aより縦が $x$ cm長く、横が2$x$ cm長い長方形Bを作る。ただし、$x>0$とする。 (1) 長方形Bの面積は、長方形Aの面積より何cm$^2$大きいか、$x$を用いて表し、展開した形で答える。 (2) 長方形Bの面積が長方形Aの面積より480cm$^2$大きいとき、(1)の結果を用いて、$x$に関する2次方程式を作り、それを解いて、$x$の値を求める。

代数学二次方程式面積展開解の公式長方形
2025/7/10

1. 問題の内容

縦5cm、横6cmの長方形Aがある。長方形Aより縦が xx cm長く、横が2xx cm長い長方形Bを作る。ただし、x>0x>0とする。
(1) 長方形Bの面積は、長方形Aの面積より何cm2^2大きいか、xxを用いて表し、展開した形で答える。
(2) 長方形Bの面積が長方形Aの面積より480cm2^2大きいとき、(1)の結果を用いて、xxに関する2次方程式を作り、それを解いて、xxの値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
長方形Aの面積は、5×6=305 \times 6 = 30 cm2^2
長方形Bの縦の長さは、5+x5+x cm、横の長さは、6+2x6+2x cm。
長方形Bの面積は、(5+x)(6+2x)(5+x)(6+2x) cm2^2
長方形Bの面積と長方形Aの面積の差は、
\begin{align*}
(5+x)(6+2x) - 30 &= 30 + 10x + 6x + 2x^2 - 30 \\
&= 2x^2 + 16x
\end{align*}
したがって、長方形Bの面積は長方形Aの面積より(2x2+16x)(2x^2 + 16x) cm2^2大きい。
(2)
長方形Bの面積が長方形Aの面積より480 cm2^2大きいので、(1)の結果より、
2x^2 + 16x = 480
両辺を2で割ると、
x^2 + 8x = 240
x^2 + 8x - 240 = 0
これを解く。解の公式より、
\begin{align*}
x &= \frac{-8 \pm \sqrt{8^2 - 4(1)(-240)}}{2(1)} \\
&= \frac{-8 \pm \sqrt{64 + 960}}{2} \\
&= \frac{-8 \pm \sqrt{1024}}{2} \\
&= \frac{-8 \pm 32}{2}
\end{align*}
x>0x > 0なので、
x = \frac{-8 + 32}{2} = \frac{24}{2} = 12
したがって、x=12x=12

3. 最終的な答え

(1) 2x2+16x2x^2+16x cm2^2
(2) x=12x=12

「代数学」の関連問題

$\sqrt{\frac{240-3n}{2}}$ の値が整数となるような自然数 $n$ をすべて求めよ。

平方根整数解不等式
2025/7/19

$\sqrt{\frac{240-3n}{2}}$ の式を計算することです。

平方根式の計算変数
2025/7/19

与えられた実対称行列 $A = \begin{bmatrix} 0 & 0 & 1 \\ 0 & 1 & 0 \\ 1 & 0 & 0 \end{bmatrix}$ を直交行列によって対角化する。

線形代数行列固有値固有ベクトル対角化直交行列
2025/7/19

与えられた2つの3x3行列が正則行列であるかどうかを判定する問題です。行列が正則であるかどうかは、行列式を計算し、その値が0でないかどうかで判断します。行列式が0でなければ正則、0であれば正則ではあり...

線形代数行列式正則行列行列
2025/7/19

与えられた式 $\sqrt{9 + 4\sqrt{4 + 2\sqrt{3}}}$ を簡単にせよ。

根号式の簡単化平方根
2025/7/19

現在の父は45歳で、2人の子どもは兄が13歳、弟が5歳です。父の年齢が、兄と弟の年齢の和の2倍になるのは今から何年後かを求める問題です。

文章問題一次方程式年齢算
2025/7/19

与えられた二次方程式 $49t^2 + 49t - 296 = 0$ を解いて、$t$の値を求める問題です。

二次方程式解の公式
2025/7/19

与えられた式 $49t^2 + 49t - 26 = 0$ を解く問題です。

二次方程式解の公式平方根
2025/7/19

## 1. 問題の内容

多項式剰余の定理因数定理割り算
2025/7/19

## 問題59

複素数3乗根解の公式式の計算
2025/7/19