三角形において、与えられた辺の長さや角の大きさから、指定された辺の長さ、三角形の外接円の直径、三角形の面積、三角比の値を求める。

幾何学三角形余弦定理正弦定理三角比外接円面積
2025/7/11
はい、承知いたしました。以下に問題の解答を示します。

1. 問題の内容

三角形において、与えられた辺の長さや角の大きさから、指定された辺の長さ、三角形の外接円の直径、三角形の面積、三角比の値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
a = 8, b = 6, C = 120°とする。
まず、余弦定理を用いてcを求める。
c2=a2+b22abcosCc^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos{C}
c2=82+62286cos120c^2 = 8^2 + 6^2 - 2 \cdot 8 \cdot 6 \cdot \cos{120^\circ}
c2=64+3696(1/2)=100+48=148c^2 = 64 + 36 - 96 \cdot (-1/2) = 100 + 48 = 148
c=148=237c = \sqrt{148} = 2\sqrt{37}
正弦定理を用いて外接円の直径を求める。外接円の半径をRとすると、
csinC=2R\frac{c}{\sin{C}} = 2R
237sin120=2R\frac{2\sqrt{37}}{\sin{120^\circ}} = 2R
2373/2=2R\frac{2\sqrt{37}}{\sqrt{3}/2} = 2R
2R=4373=411132R = \frac{4\sqrt{37}}{\sqrt{3}} = \frac{4\sqrt{111}}{3}
外接円の直径は41113\frac{4\sqrt{111}}{3}である。
三角形の面積Sを求める。
S=12absinC=1286sin120=2432=123S = \frac{1}{2}ab\sin{C} = \frac{1}{2} \cdot 8 \cdot 6 \cdot \sin{120^\circ} = 24 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 12\sqrt{3}
余弦定理を用いてcosA\cos{A}を求める。
a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc\cos{A}
64=36+14826237cosA64 = 36 + 148 - 2 \cdot 6 \cdot 2\sqrt{37} \cos{A}
64=1842437cosA64 = 184 - 24\sqrt{37} \cos{A}
2437cosA=12024\sqrt{37} \cos{A} = 120
cosA=1202437=537=53737\cos{A} = \frac{120}{24\sqrt{37}} = \frac{5}{\sqrt{37}} = \frac{5\sqrt{37}}{37}
正弦定理を用いてsinC\sin{C}を求める。
sinC=sin120=32\sin{C} = \sin{120^\circ} = \frac{\sqrt{3}}{2}
(2)
A = 45°, B = 60°とする。
C = 180° - 45° - 60° = 75°
b = 8
正弦定理を用いて辺ACの長さaを求める。
asinA=bsinB\frac{a}{\sin{A}} = \frac{b}{\sin{B}}
asin45=8sin60\frac{a}{\sin{45^\circ}} = \frac{8}{\sin{60^\circ}}
a=8sin45sin60=82232=823=863a = \frac{8 \sin{45^\circ}}{\sin{60^\circ}} = \frac{8 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{8\sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \frac{8\sqrt{6}}{3}
正弦定理を用いて辺ABの長さcを求める。
csinC=bsinB\frac{c}{\sin{C}} = \frac{b}{\sin{B}}
c=8sin75sin60=86+2432=2(6+2)32=4(6+2)3=43(2+63)=42(1+33=42+423=42+423c = \frac{8 \sin{75^\circ}}{\sin{60^\circ}} = \frac{8 \cdot \frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{2(\sqrt{6}+\sqrt{2})}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{4(\sqrt{6}+\sqrt{2})}{\sqrt{3}} = \frac{4\sqrt{3}( \sqrt{2}+\frac{\sqrt{6}}{3})}{} = \frac{4\sqrt{2}(1+\sqrt{3}}{\sqrt{3}}=4\sqrt{2}+4\sqrt{\frac{2}{3}} =4\sqrt{2}+4\sqrt{\frac{2}{3}}
正弦定理を用いて外接円の直径を求める。外接円の半径をRとすると、
bsinB=2R\frac{b}{\sin{B}} = 2R
8sin60=2R\frac{8}{\sin{60^\circ}} = 2R
2R=83/2=163=16332R = \frac{8}{\sqrt{3}/2} = \frac{16}{\sqrt{3}} = \frac{16\sqrt{3}}{3}
三角形の面積Sを求める。
S=12acsinB=12863(42+463)sin60S = \frac{1}{2}ac\sin{B} = \frac{1}{2} \cdot \frac{8\sqrt{6}}{3} \cdot (4\sqrt{2} + \frac{4 \sqrt{6}}{3}) \cdot \sin{60^\circ}
sinCsinA=sin75sin45=6+2422=6+222=3+12\frac{\sin{C}}{\sin{A}} = \frac{\sin{75^\circ}}{\sin{45^\circ}} = \frac{\frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{2\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{3}+1}{2}

3. 最終的な答え

(1)
辺ACの長さ: 2372\sqrt{37}
三角形ABCの外接円の直径: 41113\frac{4\sqrt{111}}{3}
三角形ABCの面積: 12312\sqrt{3}
cos A: 53737\frac{5\sqrt{37}}{37}
sin C: 32\frac{\sqrt{3}}{2}
(2)
辺ACの長さ: 863\frac{8\sqrt{6}}{3}
辺ABの長さ: 46+423\frac{4\sqrt{6}+4\sqrt{2}}{\sqrt{3}}
三角形ABCの外接円の直径: 1633\frac{16\sqrt{3}}{3}
三角形ABCの面積: 複雑で求めきれません。
sin C / sin A : 3+12\frac{\sqrt{3}+1}{2}

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