この問題は、以下の3つの問題で構成されています。 1. 2点A(-1, 3), B(3, 1)について、線分ABを2:1に内分する点Pの座標と、線分ABを1:2に外分する点Qの座標を求める問題。

幾何学座標平面内分点外分点対称点重心
2025/7/11

1. 問題の内容

この問題は、以下の3つの問題で構成されています。

1. 2点A(-1, 3), B(3, 1)について、線分ABを2:1に内分する点Pの座標と、線分ABを1:2に外分する点Qの座標を求める問題。

2. 点A(4, 2)に関して、点P(1, 1)と対称な点Qの座標を求める問題。

3. 3点A(2, 7), B(-6, -4), C(7, -6)を頂点とする三角形ABCの重心Gの座標を求める問題。

2. 解き方の手順

1. (1) 内分点の座標は、点A$(x_1, y_1)$と点B$(x_2, y_2)$を結ぶ線分をm:nに内分する点Pの座標を$(x, y)$とすると、以下の式で求められます。

x=nx1+mx2m+nx = \frac{nx_1 + mx_2}{m+n}
y=ny1+my2m+ny = \frac{ny_1 + my_2}{m+n}
この問題の場合、A(-1, 3), B(3, 1)を2:1に内分するので、
x=1(1)+232+1=1+63=53x = \frac{1 \cdot (-1) + 2 \cdot 3}{2+1} = \frac{-1+6}{3} = \frac{5}{3}
y=13+212+1=3+23=53y = \frac{1 \cdot 3 + 2 \cdot 1}{2+1} = \frac{3+2}{3} = \frac{5}{3}
したがって、点Pの座標は(53,53)(\frac{5}{3}, \frac{5}{3})です。
(2) 外分点の座標は、点A(x1,y1)(x_1, y_1)と点B(x2,y2)(x_2, y_2)を結ぶ線分をm:nに外分する点Qの座標を(x,y)(x, y)とすると、以下の式で求められます。
x=nx1+mx2mnx = \frac{-nx_1 + mx_2}{m-n}
y=ny1+my2mny = \frac{-ny_1 + my_2}{m-n}
この問題の場合、A(-1, 3), B(3, 1)を1:2に外分するので、
x=2(1)+1312=2+31=5x = \frac{-2 \cdot (-1) + 1 \cdot 3}{1-2} = \frac{2+3}{-1} = -5
y=23+1112=6+11=5y = \frac{-2 \cdot 3 + 1 \cdot 1}{1-2} = \frac{-6+1}{-1} = 5
したがって、点Qの座標は(5,5)(-5, 5)です。

2. 点Aに関して点Pと対称な点Qの座標を求めます。点Aは線分PQの中点になるので、点Qの座標を(x, y)とすると、

x+12=4\frac{x+1}{2} = 4
y+12=2\frac{y+1}{2} = 2
これを解くと、
x+1=8x=7x+1 = 8 \Rightarrow x = 7
y+1=4y=3y+1 = 4 \Rightarrow y = 3
したがって、点Qの座標は(7, 3)です。

3. 三角形の重心の座標は、3つの頂点の座標の平均を取ることで求められます。

すなわち、A(x1,y1)(x_1, y_1), B(x2,y2)(x_2, y_2), C(x3,y3)(x_3, y_3)を頂点とする三角形ABCの重心Gの座標を(x,y)(x, y)とすると、以下の式で求められます。
x=x1+x2+x33x = \frac{x_1 + x_2 + x_3}{3}
y=y1+y2+y33y = \frac{y_1 + y_2 + y_3}{3}
この問題の場合、A(2, 7), B(-6, -4), C(7, -6)なので、
x=2+(6)+73=33=1x = \frac{2 + (-6) + 7}{3} = \frac{3}{3} = 1
y=7+(4)+(6)3=33=1y = \frac{7 + (-4) + (-6)}{3} = \frac{-3}{3} = -1
したがって、重心Gの座標は(1, -1)です。

3. 最終的な答え

1. (1) P($\frac{5}{3}$, $\frac{5}{3}$)

(2) Q(-5, 5)

2. Q(7, 3)

3. G(1, -1)

「幾何学」の関連問題

球面 $(x+1)^2 + (y-4)^2 + (z-2)^2 = 3^2$ と $xy$ 平面が交わる部分(円)の中心の座標と半径を求める問題です。

球面座標空間図形
2025/7/11

(1) 2点A, Bを結ぶケーブルカーがあり、AB間は1200m、AとBの標高差は210mである。勾配が一定であるとき、水平面とケーブルカーのなす角$\theta$はおよそ何度か。三角関数表(省略)を...

三角比三平方の定理仰角
2025/7/11

直線 $y = 3x + \frac{3}{2}$ と点 $A(4, 5)$ の距離を求める問題です。

点と直線の距離幾何座標平面
2025/7/11

与えられた四角形が正方形であり、$BC=3$ のとき、対角線 $BD$ の長さを求めよ。

正方形対角線三平方の定理
2025/7/11

正三角形ABCにおいて、BC = 4であり、DはBCの中点である。このとき、高さADの長さを求めよ。

正三角形ピタゴラスの定理高さ三平方の定理
2025/7/11

(1) $\triangle ABC$と$\triangle DEF$が相似で、相似比が2:3である。$\triangle ABC$の面積が12平方センチメートルのとき、$\triangle DEF$...

相似面積比体積比三角形円錐
2025/7/11

三角形ABCにおいて、角ABCと角ACBの二等分線の交点をPとするとき、角BPCの大きさを求める問題です。ただし、角BAC = $72^\circ$ です。

三角形角の二等分線内角の和角度
2025/7/11

円周上の点A, B, C, Dがあり、ACは直径である。$\angle DAE = 34^\circ$、$\angle BAE = 43^\circ$のとき、$\angle BEC$の大きさを求めよ。

円周角角度
2025/7/11

円Oの円周上に点A, B, C, Dがあり、ACは直径、$∠ABD = 55°$であるとき、$∠x$の大きさを求める問題です。ここで、$∠x$は$∠DAC$を表します。

円周角角度図形
2025/7/11

2つのベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が垂直になるような $x$ と $y$ の値をそれぞれ求める問題です。 (1) $\vec{a} = (3, 4, 1)$, $\vec{b...

ベクトル内積垂直空間ベクトル
2025/7/11