(1) 2点A, Bを結ぶケーブルカーがあり、AB間は1200m、AとBの標高差は210mである。勾配が一定であるとき、水平面とケーブルカーのなす角$\theta$はおよそ何度か。三角関数表(省略)を用いて空欄にあてはまる整数を答えよ。 (2) 同一平面上にある2点A, Bより100m高い高台の地点Cに鉄塔が立っている。点Cから見て点Aは西の方向に見え、点Bは南の方向に見えた。AからBまでの距離が500m、Aから鉄塔の頂点Dを見上げたときの仰角が30°、Bからの仰角が45°であったとすると、この鉄塔の高さは何mか。
2025/7/11
1. 問題の内容
(1) 2点A, Bを結ぶケーブルカーがあり、AB間は1200m、AとBの標高差は210mである。勾配が一定であるとき、水平面とケーブルカーのなす角はおよそ何度か。三角関数表(省略)を用いて空欄にあてはまる整数を答えよ。
(2) 同一平面上にある2点A, Bより100m高い高台の地点Cに鉄塔が立っている。点Cから見て点Aは西の方向に見え、点Bは南の方向に見えた。AからBまでの距離が500m、Aから鉄塔の頂点Dを見上げたときの仰角が30°、Bからの仰角が45°であったとすると、この鉄塔の高さは何mか。
2. 解き方の手順
(1)
水平面とケーブルカーのなす角を求める。
はおよそ10度。
(2)
CからAへの方向が西、CからBへの方向が南なので、三角形ABCはCが直角の直角三角形である。
, とおくと、三平方の定理より、
鉄塔の高さから高台の高さを引いた値をとおくと、Aからの仰角が30°、Bからの仰角が45°なので、
に代入して、
鉄塔の高さは
3. 最終的な答え
(1) 10
(2) 350