## 1. 問題の内容

幾何学軌跡距離座標平面
2025/7/12
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1. 問題の内容

問題は以下の2つです。
(1) 点A(-2, 2)と原点から等距離にある点Pの軌跡を求めよ。
(2) 2点A(0, 1), B(0, -2)からの距離の比が1:2である点Pの軌跡を求めよ。
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2. 解き方の手順

### (1) 点A(-2, 2)と原点から等距離にある点Pの軌跡
点Pの座標を(x, y)とします。
点A(-2, 2)と点P(x, y)の距離は、
(x(2))2+(y2)2=(x+2)2+(y2)2\sqrt{(x - (-2))^2 + (y - 2)^2} = \sqrt{(x+2)^2 + (y-2)^2}
原点(0, 0)と点P(x, y)の距離は、
(x0)2+(y0)2=x2+y2\sqrt{(x - 0)^2 + (y - 0)^2} = \sqrt{x^2 + y^2}
問題文より、これらの距離が等しいので、
(x+2)2+(y2)2=x2+y2\sqrt{(x+2)^2 + (y-2)^2} = \sqrt{x^2 + y^2}
両辺を2乗すると、
(x+2)2+(y2)2=x2+y2(x+2)^2 + (y-2)^2 = x^2 + y^2
x2+4x+4+y24y+4=x2+y2x^2 + 4x + 4 + y^2 - 4y + 4 = x^2 + y^2
4x4y+8=04x - 4y + 8 = 0
xy+2=0x - y + 2 = 0
y=x+2y = x + 2
### (2) 2点A(0, 1), B(0, -2)からの距離の比が1:2である点Pの軌跡
点Pの座標を(x, y)とします。
点A(0, 1)と点P(x, y)の距離は、
(x0)2+(y1)2=x2+(y1)2\sqrt{(x - 0)^2 + (y - 1)^2} = \sqrt{x^2 + (y-1)^2}
点B(0, -2)と点P(x, y)の距離は、
(x0)2+(y(2))2=x2+(y+2)2\sqrt{(x - 0)^2 + (y - (-2))^2} = \sqrt{x^2 + (y+2)^2}
問題文より、これらの距離の比が1:2なので、
x2+(y1)2:x2+(y+2)2=1:2\sqrt{x^2 + (y-1)^2} : \sqrt{x^2 + (y+2)^2} = 1:2
したがって、
2x2+(y1)2=x2+(y+2)22\sqrt{x^2 + (y-1)^2} = \sqrt{x^2 + (y+2)^2}
両辺を2乗すると、
4(x2+(y1)2)=x2+(y+2)24(x^2 + (y-1)^2) = x^2 + (y+2)^2
4(x2+y22y+1)=x2+y2+4y+44(x^2 + y^2 - 2y + 1) = x^2 + y^2 + 4y + 4
4x2+4y28y+4=x2+y2+4y+44x^2 + 4y^2 - 8y + 4 = x^2 + y^2 + 4y + 4
3x2+3y212y=03x^2 + 3y^2 - 12y = 0
x2+y24y=0x^2 + y^2 - 4y = 0
x2+(y24y+4)=4x^2 + (y^2 - 4y + 4) = 4
x2+(y2)2=22x^2 + (y - 2)^2 = 2^2
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3. 最終的な答え

(1) y=x+2y = x + 2
(2) x2+(y2)2=4x^2 + (y - 2)^2 = 4

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