1. 問題の内容
次の極限を求めます。
2. 解き方の手順
とおくと、 のとき となります。したがって、極限は以下のように書き換えられます。
さらに、 のとき と近似できることを利用します。
のとき なので、極限は となります。
しかし、この極限は存在しません。なぜなら、 が正から0に近づくとき は正の無限大に発散し、 が負から0に近づくとき は負の無限大に発散するからです。
ただし、問題文を再確認すると、 の定義域を考慮する必要があります。 の引数は である必要があるので、 となります。
したがって、 は、 と解釈するべきです。つまり、 は9より大きい方向から9に近づきます。
このとき、 は正の方向から0に近づくので、 となります。