まず、式を整理し、共通因数を見つけやすいように項を並べ替えます。
a2bc−ab2−ac2+abd+bc−cd 次に、最初の3つの項から a をくくり出すことを試みます。うまくいきません。 他の組み合わせを試します。例えば、bc が含まれる項と cd が含まれる項に着目して整理します。 bc−cd+a2bc+abd−ab2−ac2 =c(b−d)+a2bc+abd−ab2−ac2 うまくいきそうにないので、別の方法を試します。
式全体を注意深く見ると、それぞれの項は a,b,c,d のいずれか2つ以上を含んでいます。c(b−d)のように因数分解できる部分もあることに注目して、全体を因数分解できないか試みます。 a2bc+abd+bc−ab2−ac2−cd を c を含む項と含まない項に分けます。 c(a2b+b−a2−d)+abd−ab2 =c(a2b−a2+b−d)+ab(d−b) =c(a2(b−1)+(b−d))+ab(d−b) ここまで来ても因数分解できる形が見つかりません。
しかし、元に戻って式をよく見ると、bcと−ab2、abdと−cdの組み合わせに注目すると、因数分解が進みそうです。 a2bc−ab2+abd+bc−ac2−cd =ab(ac−b)+bc−cd+abd−ac2 =ab(ac−b)+c(b−d)+a(bd−ac) このやり方でも因数分解は難しそうです。
ここで諦めずに、与式に誤りがないか確認します。
与式は、a2bc+abd+bc−ab2−ac2−cd です。 a2bc+a(bd−b2−c2)+bc−cd もしかしたら、因数分解できないのかもしれません。
問題文に誤りがないか確認しましたが、見当たらないため、因数分解できないものとして結論付けます。