x, y は実数とする。以下の条件について、(1)~(4) のそれぞれにおいて、左側の条件が右側の条件であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはそのいずれでもないかを判断し、ア~エの記号で答える問題です。

代数学条件必要十分条件不等式方程式論理
2025/7/12

1. 問題の内容

x, y は実数とする。以下の条件について、(1)~(4) のそれぞれにおいて、左側の条件が右側の条件であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはそのいずれでもないかを判断し、ア~エの記号で答える問題です。

2. 解き方の手順

(1) x=5x=5x210x+25=0x^2 - 10x + 25 = 0 であるための条件を考える。
x210x+25=(x5)2=0x^2 - 10x + 25 = (x-5)^2 = 0 であるから、x=5x=5 である。
したがって、x=5x=5 ならば x210x+25=0x^2 - 10x + 25 = 0 であり、x210x+25=0x^2 - 10x + 25 = 0 ならば x=5x=5 である。
よって、必要十分条件である。答えはウ。
(2) x=1x=1xy=1xy=1 であるための条件を考える。
x=1x=1 ならば xy=1xy=1 となるためには y=1y=1 でなければならない。しかし、xy=1xy=1 ならば x=1x=1 とは限らない。例えば、x=2,y=1/2x=2, y=1/2 でも xy=1xy=1 が成り立つ。
したがって、x=1x=1xy=1xy=1 であるための十分条件ではあるが必要条件ではない。答えはイ。
(3) x>0x>0x>2x>2 であるための条件を考える。
x>2x>2 ならば x>0x>0 は成り立つ。しかし、x>0x>0 であっても x>2x>2 とは限らない。例えば、x=1x=1x>0x>0 を満たすが、x>2x>2 は満たさない。
したがって、x>0x>0x>2x>2 であるための必要条件ではあるが十分条件ではない。答えはア。
(4) B=90\angle B = 90^\circABC\triangle ABC が直角三角形であるための条件を考える。
B=90\angle B = 90^\circ ならば ABC\triangle ABC は直角三角形である。また、ABC\triangle ABC が直角三角形であるならば、ある角が 9090^\circ である。しかし、B=90 \angle B = 90^\circ である必要はない。例えば、A=90\angle A = 90^\circ でも ABC\triangle ABC は直角三角形である。
したがって、B=90\angle B = 90^\circABC\triangle ABC が直角三角形であるための十分条件ではあるが必要条件ではない。答えはイ。
しかし、問題文では、ABC \triangle ABC が直角三角形であるための条件と聞かれているので、B=90\angle B=90^\circ であることは、必要条件でも十分条件でもないので答えはエ。

3. 最終的な答え

(1) ウ
(2) イ
(3) ア
(4) エ

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