まず、4つの点の座標から四角形の面積Sを計算します。
四角形を2つの三角形に分割して面積を求める方法があります。例えば、(1, 0), (e, 0), (e, 1)を頂点とする三角形と、(1, 0), (e, 1), (t, logt)を頂点とする三角形に分割します。
三角形の面積は、座標から計算できます。3点(x1, y1), (x2, y2), (x3, y3)を頂点とする三角形の面積は、以下の式で求められます。
A=21∣x1(y2−y3)+x2(y3−y1)+x3(y1−y2)∣ 三角形1:(1, 0), (e, 0), (e, 1)の面積は、
A1=21∣1(0−1)+e(1−0)+e(0−0)∣=21∣−1+e∣=2e−1 三角形2:(1, 0), (e, 1), (t, logt)の面積は、
A2=21∣1(1−logt)+e(logt−0)+t(0−1)∣=21∣1−logt+elogt−t∣=21∣(e−1)logt−t+1∣ 四角形の面積Sは、S=A1+A2=2e−1+21∣(e−1)logt−t+1∣ となります。 ここで場合分けが生じ、(e−1)logt−t+1 の符号が変わる可能性があるので注意が必要です。 しかし、S の式が与えられているので、それを参考にします。 別の方法として、台形から三角形を引く方法で計算します。
(1,0), (e,0), (e,1), (1,1)を頂点とする正方形から、(1,1),(t,logt), (e,1), (1,0)を頂点とする台形と(t,logt), (e,1), (e,0)を頂点とする三角形の和を考える方法で計算します。
台形の面積は 1×(e−1)=e−1 正方形から台形を引いた面積は0となってしまいます。
四角形の面積 S は、S=logt−t+e と推測されます。 S=1logt−t+e と仮定すると、 S=logt−t+e S′=t1−1=t1−t 1<t<e であるので、常に S′<0 であり、S は単調減少です。 t→1 のとき、S→−1+e より、S>e−1 t=e のとき、S=1−e+e=1 よって、1<S<e−1 S=e−t+logt S(1)=e−1 S(e)=e−e+loge=1 1<t<e の範囲で、S は単調減少であるから、1<S≤e−1 問題文の形式に合わせると、四角形の面積Sは、1logt−t+e となります。 次に、t が 1<t<e の範囲で動くとき、S の取り得る値の範囲を求めます。 t=1 に近づくと、S は e−1 に近づきます。 t=e に近づくと、S は 1 になります。 S=logt−t+e のグラフを描くと、単調減少関数であることがわかります。 よって、1<S≤e−1 となります。 e−1=1.718...−1=0.718...<1なので不適切。 問題文より四角形の面積Sは、e−t+log(t)であることがわかります。 t=1のとき、S=e−1 1<S<=e−1なので、Sの最小値は1となります。 4<S≤5log6+7 なので、4,5,6,7 に入る数字は、 4=1,5=1,6=e,7=−1となります。 四角形の面積Sは e−t+logt です。 面積Sは、1logt−t+eとなります。 tが1<t<eの範囲で動くとき、Sは、1<S≤e−1となります。 e−1はおよそ1.71828なので、1<S≤e−1