底面が $AC=DF=16$ cmの三角形で、高さが9cmの三角柱がある。点Bから辺ACに下ろした垂線と辺ACとの交点をHとすると、$AH=6$cm, $BH=5$cmである。 (1) この三角柱の体積を求めなさい。 (2) 線分CH上に$AB=BG$となる点Gをとり、線分FG上に点Pをとる。 (ア) 線分CGの長さを求めなさい。 (イ) Bを頂点とし、四角形DPGHを底面とする四角錐の体積が95cm³であるとき、$△DPG$の面積を求めなさい。

幾何学三角柱体積相似三平方の定理四角錐
2025/7/12
はい、承知しました。問題文を読み解き、順番に解答します。

1. 問題の内容

底面が AC=DF=16AC=DF=16 cmの三角形で、高さが9cmの三角柱がある。点Bから辺ACに下ろした垂線と辺ACとの交点をHとすると、AH=6AH=6cm, BH=5BH=5cmである。
(1) この三角柱の体積を求めなさい。
(2) 線分CH上にAB=BGAB=BGとなる点Gをとり、線分FG上に点Pをとる。
(ア) 線分CGの長さを求めなさい。
(イ) Bを頂点とし、四角形DPGHを底面とする四角錐の体積が95cm³であるとき、DPG△DPGの面積を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 三角柱の体積は、底面積×高さで求められます。底面積は三角形ABCの面積なので、1/2×AC×BH1/2 \times AC \times BHで計算できます。
三角柱の体積 = (1/2×AC×BH)×高さ(1/2 \times AC \times BH) \times 高さ
(2) (ア)
AB=BGAB=BGとなる点Gについて、ABH△ABHにおいて、AB=AH2+BH2AB = \sqrt{AH^2 + BH^2}が成り立ちます。これによりABABの長さを求め、CH=ACAHCH = AC - AHからCHCHの長さを求めます。BGC△BGCは二等辺三角形であることから、CGCGの長さを求めることができます。
AB=AH2+BH2AB = \sqrt{AH^2 + BH^2}
CH=ACAHCH = AC - AH
AB=BGAB=BG
(2) (イ)
四角錐の体積 = 1/3×底面積×高さ1/3 \times 底面積 \times 高さ
四角錐の体積が95cm³であり、底面は四角形DPGHなので、その面積をSとすると、
95=1/3×S×(ADの長さ)95 = 1/3 \times S \times (ADの長さ)
ADの長さ=9cmなので、Sを求めると、
95=1/3×S×995 = 1/3 \times S \times 9
S=95/3×3=95/3=95/3S = 95/3 \times 3 = 95/3 = 95/3 cm²
四角形DPGHの面積Sは、ADG+DGH△ADG + △DGHで構成されています。また、ADG△ADGDPG△DPGは辺DGを共有しています。
DPG△DPGの面積をxとすると、ADG=x△ADG = xです。
DGH=1/2×DH×DG△DGH = 1/2 \times DH \times DG
ADG=DGH△ADG = △DGHであり、四角形DPGH=95/3四角形DPGH = 95/3cm²であることから、DPG△DPGの面積を逆算することができます。

3. 最終的な答え

(1) 三角柱の体積
1/2×16×5×9=40×9=3601/2 \times 16 \times 5 \times 9 = 40 \times 9 = 360 cm³
(2) (ア) CGの長さ
AB=62+52=36+25=61AB = \sqrt{6^2 + 5^2} = \sqrt{36+25} = \sqrt{61} cm
CH=166=10CH = 16 - 6 = 10 cm
BG=61BG = \sqrt{61}
CG=CH=10CG = CH = 10 cm
(2) (イ) DPG△DPGの面積
ADG=DGH△ADG = △DGH
ADG+DGH=95/3△ADG+△DGH = 95/3
2DGH=95/32△DGH = 95/3
DGH=95/6△DGH = 95/6
ADG=95/6△ADG = 95/6 cm²
したがって、DPG=ADG=95/6△DPG = △ADG = 95/6cm²
(1) 360 cm³
(2) (ア) CG=10CG=10 cm
(イ) DPG=95/6△DPG = 95/6 cm²

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