関数 $f(x) = x^2 - 2x$ と $g(x) = -\frac{1}{2}x^2 + \frac{5}{2}x$ が与えられ、$f(p) = g(\frac{1}{2})$ を満たす定数 $p$ が存在する。$y = f(x)$ のグラフを $C_1$、$y = g(x)$ のグラフを $C_2$ とする。 (1) $p$ の値を求める。 (2) $C_1$ と $C_2$ で囲まれた部分のうち、直線 $x=p$ の右側の部分の面積を $S$ とする。$S$ を求める。 (3) $\frac{3}{2} < t < p$ を満たす定数 $t$ を考え、$C_1$ と $C_2$ で囲まれた部分のうち、直線 $x=t$ の左側の部分の面積を $T$ とする。$T$ を $t$ を用いて表し、$T = 2S$ を満たす $t$ の値が $\frac{3}{2} < t < p$ においてただ一つ存在することを示す。
2025/7/12
1. 問題の内容
関数 と が与えられ、 を満たす定数 が存在する。 のグラフを 、 のグラフを とする。
(1) の値を求める。
(2) と で囲まれた部分のうち、直線 の右側の部分の面積を とする。 を求める。
(3) を満たす定数 を考え、 と で囲まれた部分のうち、直線 の左側の部分の面積を とする。 を を用いて表し、 を満たす の値が においてただ一つ存在することを示す。
2. 解き方の手順
(1) を計算する。
よって、 より、
. よって,または。
問題文よりは定数であり、解き方の流れから、であるとわかるので、 となる。よって
より、
より、
よって、 または
が正の定数であることから、
(2) と の交点を求める。
を解く。
がの上にあることから
.
(3)
より、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
とおくと、
増減表を書くと、の時、減少、の時
においてただ一つ存在することを示す。
よって、
をみたす
がの解になることがわかる
ということは、でが一つ存在することをしめせばよい
を満たす の値は においてただ一つ存在する.