関数 $y = -x^3 + 3x^2 - a$ の極大値と極小値がともに負となるように、定数 $a$ の値の範囲を求める。

解析学微分極値関数の増減不等式
2025/7/12

1. 問題の内容

関数 y=x3+3x2ay = -x^3 + 3x^2 - a の極大値と極小値がともに負となるように、定数 aa の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

まず、yy を微分して極値を求める。
y=3x2+6xy' = -3x^2 + 6x
y=0y' = 0 となる xx を求める。
3x2+6x=0-3x^2 + 6x = 0
3x(x2)=0-3x(x - 2) = 0
x=0,2x = 0, 2
x=0x = 0x=2x = 2 で、yy は極値をとる。
x=0x = 0 のとき、y=03+3(0)2a=ay = -0^3 + 3(0)^2 - a = -a
x=2x = 2 のとき、y=23+3(2)2a=8+12a=4ay = -2^3 + 3(2)^2 - a = -8 + 12 - a = 4 - a
y=6x+6y'' = -6x + 6
x=0x = 0 のとき、y=6>0y'' = 6 > 0 より、x=0x = 0 で極小値をとる。
x=2x = 2 のとき、y=6<0y'' = -6 < 0 より、x=2x = 2 で極大値をとる。
したがって、
極小値は a-a
極大値は 4a4 - a
極大値と極小値がともに負となる条件は、
a<0-a < 0 かつ 4a<04 - a < 0
a<0-a < 0 より、a>0a > 0
4a<04 - a < 0 より、a>4a > 4
よって、a>4a > 4

3. 最終的な答え

a>4a > 4

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